魚を飼育することはとても難しい。

魚類と一口にいう事は簡単だが、淡水魚なのか海水魚なのか水質や水温など最低でもいくつかの条件が必要となってくるだろう。

さらに最適な飼育条件を求めるとなると、その魚の生態や習性なども考慮して飼育に生かさなければいけない。

そのためには、ヒーター、ろ過装置、カルキ抜き、人工海水の素、砂、石など数え切れない程のアイテムの利用も必須条件となってくる。

今回は淡水魚でありながら産卵の時期には海へ下るアユカケの飼育方法について考察していきたい。

アユカケ 飼育 餌

アユカケにとって最適な飼育方法と餌とは?

まずはアユカケについて説明したいと思う。

アユカケは神奈川より西の太平洋側、秋田より南の日本海側、また四国や九州北部に分布している。

普段は河川の中流域の砂礫底などに生息しているが、産卵の時期になると海へと下る。

その中で、他の魚類を主対象とした魚道や堰堤によって遡上が出来なかったものは下流域や河口付近にも生息する個体もいる。

食事は幼魚の間は水棲昆虫などを餌にして、1年で6~9㎝程に成長し10cmを超えてからは主に魚を食べるようになり最大で30㎝程になる事がある。

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次に飼育方法について生態を交えて考察したい。

最初に用意するものは、水槽だが最大30㎝になることもあるため60㎝~90㎝程の少し余裕のあるサイズを選ぶのが重要だ。

2つ目にアユカケは淡水魚であるので水道水から塩素を抜くためのカルキ抜き剤が必要である。

ミネラルを含む商品だと水道水を自然環境に近い水へ近づけることができ、魚が活動しやすい水に調整してくれる。

3つ目は水質をキレイに保つためのフィルターである。

これは魚のフンやゴミを集めることができ、さらにバクテリアを繁殖させ生物ろ過もしてくれて理想の飼育環境に近づけてくれる。

4つ目に冷却ファンとヒーターである。

アユカケの生息域を考えると水温は20℃~25℃が良いだろう、そのためには冷却ファンとヒーターでこの間に保つことが必要となる。

5つ目にアユカケは砂礫の底に生息をしていることが多いことから、砂礫や石を設置してあげることで、落ち着く環境を作ることが出来る。

最後に餌は幼魚の時は虫、成魚になってからは小型の魚を生の状態もしくは、生餌の状態で与えてあげることがいいと考えられる。

まとめ

アユカケを最適な環境で飼育するためには、自然に近い環境を作ることが一番である。

そのためには、様々な道具を使い少しずつアユカケが住んでいた環境に近づけてあげることが必要であり、その設備を揃えるにもお金や時間が必要であることを、飼育前に考えなければいけない。

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