熱帯魚の中でも飼育が簡単で初心者におすすめと言われているネオンテトラ。

初めて飼ったネオンテトラを観ていると、口を“パクパク”させているところを見たことはありませんか?

飼い主からすれば餌を欲しがっているような姿で可愛らしい印象がある行動ですが、その“パクパク”にはネオンテトラからのSOSが隠れているかもしれません。

今回はネオンテトラが口を“パクパク”させる原因と、その対策方法についてご紹介します。

ネオンテトラ 口 パクパク

口をパクパクする原因と対策

パクパクする原因①

ネオンテトラが口を“パクパク”させているとき、その主な原因は「酸欠」と考えられます。

ネオンテトラは酸素不足に非常に弱い熱帯魚で、他の熱帯魚は平気な程度の酸素不足であっても、ネオンテトラはすぐに水面で口を“パクパク”し始めます。

水槽内の水の酸素濃度が低くなると水中に酸素が不足し、熱帯魚は酸欠状態になります。

酸欠を防ぐための対策法は、細かい気泡を出すことのできるエアレーションで酸素濃度を上げてあげることです。

ネオンテトラの群れを楽しみたいという理由から水槽内に何十匹もネオンテトラを入れている場合などは、ネオンテトラが酸欠になりやすいため徹底して酸素を送り込んであげましょう。

パクパクする原因②

ネオンテトラが口を“パクパク”させる原因として、「アンモニア中毒」の可能性も考えられます。

アンモニア中毒は、ネオンテトラが餌を食べすぎてしまった場合や、水槽内で魚や水草が腐敗している場合に起こります。

アンモニア中毒を防ぐ対策として、与える餌の量を減らしたり、水換えをして水槽内を清潔に保ってあげるようにしましょう。

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パクパクする原因③

ネオンテトラは「水温の急激な変化」によっても口を“パクパク”させることがあります。

水温25度前後を好むネオンテトラは、水換えなどで急激に水温や水質が変わるとパニックを起こすことがあります。

それが原因で、一時的に口を“パクパク”させる場合もあるようです。

また、水温が高すぎる場合も原因になります。

こちらは①で説明した「酸欠」と関連し、水温が上がると水中に含まれる酸素が不足し、酸欠状態に陥る場合があります。

この対策としては、日頃からしっかりとした水温管理を心がけましょう。

パクパクする原因④

①から③のどれにも当てはまらず1匹だけ“パクパク”している、さらにその子の体調に特に異常は見られないという場合は、そのネオンテトラの個性である可能性もあります。

その場合は、様子をみて何か異常があった時に対応できれば良いでしょう。

まとめ

今回は、ネオンテトラが口を“パクパク”させる原因とその対策方法についてご紹介しました!

たった1つの行動でも、その原因は様々です。

日頃からネオンテトラの様子をこまめに観察し、異常があればすぐに対応してあげることが大切ですね。

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