ドジョウは、水の底面や泥の中で生活していることがほとんどです。
しかし、たまには水中や水面に出てくることがあります。
その中で、頻繁にドジョウの体が浮いているのは病気なのでしょうか。
ドジョウの体が浮く原因について紹介していきます。
ドジョウの体のが浮くの原因は?
ドジョウは淡水魚でコイの仲間です。
雑食性であることから、一緒に混泳している金魚などの餌の食べ残しを食べ水槽をきれいにしてくれます。
水の底で活動するので、細かい砂利などを敷いておくとその中にもぐっていることがあります。
しかしドジョウを水槽で飼育していると、お尻の方から浮いてしまっているということがあります。
ドジョウがお尻の方から浮いている場合は体調不良や病気ではありません。
ドジョウはエラで呼吸しても肺を持っていない事から腸でも呼吸する事ができます。
腸周辺にはたくさんの毛細血管がありは胃の役目をして酸素を吸収し、肛門から排出します。
腸呼吸は水中の酸素量が少なくなると頻繁に行うようです。
ドジョウは浮き袋が発達していないので、取り込んだ空気の量が多いと調節ができないようです。
ドジョウの上半身が浮いている、浮いて横たわっている、お腹を上にして浮いているという場合には病気の可能性があるので注意が必要です。
ドジョウの体が浮くのって病気なの?
ドジョウの上半身が浮いている、浮いて横たわっている、お腹を上にして浮いているという場合には転覆病の可能性があります。
水の底で暮らしている物が転覆病にかかってしまうと治りにくいと言われています。
転覆病にかかってしまう原因は、
- 餌の与え過ぎ
- 古い餌を与えている
- 消化しにくい餌を与えた
- 餌を与えた後に急激な水温低下があった
といった事あるようです。
ドジョウは雑食性のうえに大食いです。
食べ過ぎて消化不良を起こすと転覆が発症しやすくなってしまうようです。
それに加え水温が低下すると転覆病を起こす確率が上がってくるようです。
ドジョウが転覆病を起こさないようにするためには、餌の与え方や水温調節をしっかりと行っていきましょう。
まとめ
ドジョウの体が浮いている場合、下半身が浮いている場合には腸呼吸をおこなっているので心配はいりません。
ドジョウの上半身が浮いている、浮いて横たわっていたりお腹を上にして浮いている場合には転覆病の可能性があるので隔離し、塩水浴や薬浴を行うことをオススメします。