カジカという生き物は綺麗な水で水温は低い所が好きなので、野生では上流部までいかなければ見つけられません。
渓流域に生息しているのです。
ですがカジカにも種類があって、下流の方で生息しているカジカは孵化した後に川を下ります。
成魚になったら遡上するのですが、これを小卵型と呼ばれています。
逆に、上流の方で生活しているカジカは淡水で過ごし、大卵型と呼ばれているのです。
昔はもっといろんな呼び名があったのですが、今では「小卵型」と「大卵型」の二種類の呼び名がつけられています。
この2種類とも砂や泥よりも岩などが混じっている底質を好み、餌も小魚や水生昆虫などが好きです。
カジカの大きさはというと、6センチから7センチ程でそこまでは大きくないのです。
カジカは低い温度の水が好きですが、飼育した時はどうしたら良いのでしょうか?
カジカを飼育するときはクーラーを使う?
カジカを飼育するには水温が上がり過ぎないように、それ専用のクーラーが必要で、その際も水の汚染に気を付けなければなりません。
大卵型だと渓流で生きている為小卵型よりは温度管理や水質などしっかりしなければならなくて、飼育するのが特に難しいのです。
大卵型は近年減少気味にあるのです。
理由は、ダム造成によった環境の変化と水質の汚染や、川への遡上がふさがられてしまうことが原因だといいます。
この現象傾向から、カジカの小卵型は絶滅危惧IB類に選ばれてしまっているのです。
まとめ
カジカを飼育することは、水質や温度調整の事も考えるととても難易度が高いと言われています。
今現在は絶滅危惧種に指定されてしまっているので、飼育するために川へ取りにいったりせずに、その場で見て楽しんだりして、家には持ち帰らないで上げてほしいです。
魚の飼育をしたいのであれば、メダカなどもっと初心者が簡単に飼えて、尚且つ絶滅危惧種には指定されていない生き物を川から拾って飼育する方が良いのではないかと、おすすめします。