魚の種類は時代を追っていくごとに段々と異なっていくことがありますが、ヤマメとサクラマスの違いについては非常に興味深い部分があります。
どのような違いがあるのか、そして、遺伝子的は同じなのか?
違うならどんな変化が生じてしまったのかという点について調べてみました。
ヤマメとサクラマスの違い
ヤマメとサクラマスの違いについてですが、基本的にヤマメとサクラマスは分類上では同じ魚です。
ただし、違いとしてはサクラマスは海に降りていきますが、ヤマメは川に残ります。
サクラマスは基本的には3年目を海で過ごすことになります。
1年目と2年目は川で過ごし、3年目になると淡水ではなくて海水で生活することになります。
それまでにサクラマスが海に流されてしまうと、残念な結果になってしまうことが多いです。
ヤマメとサクラマスの遺伝子は同じなの?
ヤマメとサクラマスは分類学上同じ魚なのに、遺伝子に徐々に変化が生じてきて、生息スタイルが変化したのではないかと言われています。
遺伝子が全く同じということではないとされています。
養殖されているヤマメと交配することにより、様々な変化が生じて、遺伝子的にも影響が出ているということが懸念されています。
ちなみにオスとメスの数という点でも均等ではありませんし、圧倒的にメスが多いというのも、ヤマメやサクラマスの特徴となっています。
これに関しては遺伝子の変化なのか、子孫を残すためなのかという部分に関しては意見の分かれる部分です。
まとめ
ヤマメとサクラマスはなかなか分類するのが難しいですが、ずっと川で生息するのか、海に降りていくのかという部分で違いを見つけることができるのですね。
大きく分けると同じ種類の魚になるのに、生息水域が3年目で変化するというのは非常に興味深いものです。
時代を経て進化していったものなのか、人工的な交配が遺伝子に影響を与えているのかは定かではありませんが、人工的なものであれば少し残念な気もします。
いずれにしても、生き残るために魚たちも、それぞれの環境に合わせて進化しているということですね。
そのあたりについて考えてみると、非常に興味がわきます。