熱帯魚を飼育するには、必要な環境をしっかり整えて上げることが大切です。
縁日でつかまえた金魚を、そのまま金魚鉢に入れて飼うのは簡単ですが、熱帯魚はそうはいきません。熱帯魚は繊細な生き物ですので、種類ごとに合わせた環境を整えてあげないといけないのです。
ミドリフグの飼育には汽水が必要って知っていましたか?
今回は、ミドリフグを飼育するのに必要不可欠な、汽水の作り方をご紹介いたします。
ミドリフグ用の汽水の作り方!
汽水とは、淡水と海水が混ざっている水のことです。
海に近い川や、川が海に注ぎ込む河口部などの水の状態をいいます。
ミドリフグは、汽水域で活動をする種類なので、水槽の中の水も汽水である必要がるのです。
汽水を作るときは、海水を淡水をわざわざ採取してくる必要はありません。
人工で汽水を用意することが可能です。
10リットルの水に、100ccの塩を溶かすと、塩分比重が1.010の汽水を作ることができます。
ミドリフグにとって最適な塩分比重は、1.004~1.020と、諸説あります。
海水に近いほうが調子よく動くという説では、1.020を推奨しているようです。
比重1.020の汽水は、10リットルの水に、200㏄の塩を溶かすことで作ることができます。
バケツなどに水を入れ、塩をしっかり溶かす必要があります。
エアポンプを使ってエアレーションをすることによって、速く効率よく溶かすことができます。
さらに、比重は水温によっても変化しますので気をつけましょう。
きちんと塩が溶けたかどうか、正しい塩分比重になっているかどうか気になる方におすすめなのが、ハイドロメーターと呼ばれる比重計です。
海水や汽水の塩分比重と濃度を同時に測ることができます。
水槽に手を入れる必要がなく、手を濡らしませんので水を汚さずに測定できます。
ハイドロメーターを使う際の注意点は、充分に塩が水に溶けて、濃度が均一になるようよく混ぜてから測ることです。
解けていない塩が沈んでいたりすると、水底と水面近くでは塩分比重が異なってしまうので、ミドリフグに良い環境とはいえません。
フグを飼っているとよく聞かれるのが、海水で飼うの?という質問。ミドリフグは汽水(海水と淡水の間)の魚なので、人工海水を薄めに作って比重計で1.008くらいになるようにします。 pic.twitter.com/DYidEc5xye
— 包家みやつこis影乃造 (@paoyamiyatsuko) 2017年5月27日
まとめ
いかがでしたか?
今回はミドリフグの飼育に必要な汽水の作り方についてご紹介いたしました。
ミドリフグにとって快適な水を用意してあげてくださいね。