海底の底砂に縦長の巣穴を掘って暮らすジョーフィッシュ、彼らは底砂を掘りながら自分の頭くらいの大きさの石で補強し上手に巣穴を作ります。
巣穴をつくることが出来ないとストレスがたまり調子を崩してしまうので、ジョーフィッシュ飼育には底砂は重要です。
では実際に飼育に使う底砂はどのようなものを使うのが一番良いのでしょうか?
調べてみました。
ジョーフィッシュが快適に過ごすのに向いている底砂は?
ジョーフィッシュに限らず、海水魚飼育では一般にサンゴ砂(珊瑚砂)、アラゴナイトサンド(アラレ石)を使用しますが、現在では、アラゴナイトサンドが主に使われているようですね。
サンゴ砂とアラゴナイトサンドは同じ結晶構造を持つ炭酸カルシウム好物ですが、アラゴナイトサンドのほうが柔らかく崩れやすいため、海水に溶けやすくミネラル供給に優れています。
さて、ここで問題になるのが、その砂のサイズなのです。
アラゴナイトは「パウダータイプ(超細目)」「細目」「中目」「粗目」に分けられます。
ジョーフィッシュはパウダータイプの砂だけの水槽では巣穴が崩れやすくなるのでパウダータイプ単独ではあまり使用しません。
パウダーに小粒・中粒の砂を混ぜ、自然の海底に近い状態を作ってあげましょう。
ライブロックやデスロックを配置すると、それを利用して巣穴を作ることもあるようですね。
配置する時に真ん中にくぼみができるように丸い形にすると、くぼみ部分がジョーフィッシュの巣穴になります。
それから、砂を敷く厚みに関しては様々な意見があるようです。
厚く底砂を敷くということは、底砂中に水が循環しにくい(止水域)状態になりがちです。
酸素が供給さない部分がどうしてもできてしまい、そこに有害部質である硫化水素が発生するリスクがでてきてしまいます。
ジョーフィッシュは底砂を掘り返してしまうため、水中に硫化水素が放出てしまうのです。
さらに、ライブロックを直に砂に埋めるとその部分が嫌気域になりやすく、小型水槽では水質が悪化しやすくなります。
できれば底砂は2~5センチを目安に、ライブロックを砂の上に直に置かず、底上げをして設置したいところです。
カンタンに出来る底上げとして、100均で売っている猫よけをハサミで良いサイズにカットして土台にする方法がありますよ。
まとめ
ジョーフィッシュ飼育には数種類のアラゴナイトサンドを使用して、海底の状態に近い環境を作ってあげることが大切です。
過ごしやすい環境なら、きっと可愛い姿を沢山みせてくれると思いますよ!!