とぼけた表情がキュート!で可愛らしくダイバーのアイドルとも呼ばれる、ジョーフィッシュは和名がカエルアマダイといいます。
ジョーフィッシュと呼ばれる魚は、みな口内保育で子供を育てることをご存知ですか?
口の中で卵から育てるなんて、子煩悩な魚ですね。愛情豊かだから、ヒトにも好かれるのかもしれません。
そんなジョーフィッシュは種類が多い海水魚ですが、中でも家庭で飼育されることの多いジョーフィッシュはそんなに多くはありません。
今回は家庭で飼うことを考えた時に、飼育しやすいジョーフィッシュの種類についてのお話です。
家庭で飼育しやすいジョーフィッシュの種類は?
ジョーフィッシュはスズキ目アゴアマダイ科の魚です。
体長は約8センチ、水深20メートルより深い砂底にいます。
普段は垂直に掘られた巣穴に隠れ、時々顔を出してはたまった砂を吐き出します。
とても臆病で、顔を出したり引っ込めたり・・・とその姿は可愛いですね。
世界中には約60種類もの仲間がいて、日本にも10種程が生息していますが、外観は判別がつかない程よく似ています。
観賞用に販売されているジョーフィッシュは何種類かいますが、中でも人気のあるものをいくつかご紹介したいと思います。
- 「イエローヘッドジョーフィッシュ(Opistognathus aurifrons)」
一番にポピュラーなジョーフィッシュですね。
名前の通り、頭が鮮やかな黄色で、ヒレは青、体は白のグラデーションカラーです。
- 「ブルースポットジョーフィッシュ(Opistognathus rosenblatti)」
体は茶色に近く少し暗めの色合いですが、蛍光色の青色の斑点が体中にあり、見た目が水玉の模様になっていて綺麗です。
ただ流通する個体数が少なく、値段も高くなります。
- 「ゴールドスペックジョーフィッシュ(Opistognathus randalli)」
先に上げた2匹に比べると安価なのがこのゴールドスペックジョーフィッシュです。
体は紺色で頭だけ黄色、ジョーフィッシュはもともと臆病な魚ですが、ゴールドスペックジョーフィッシュはこの臆病な性格が強く、砂穴にこもりがちになるので落ち着いた環境を用意してあげたいですね。
まとめ
今回は家庭で飼育することを前提で、3種類のジョーフィッシュをご紹介しました。
海底深くに暮らすジョーフィッシュを、海水魚水槽で飼育してみてください。
その姿にきっと癒やされること間違いなしですよ!