海水魚は色鮮やかで見ていて癒やされますよね。

その中でも「ジョーフィッシュ」と呼ばれる魚は、巣を作って流れてきた小エビや小魚を食べるハゼの仲間ですが、その可愛らしい姿とひょうきんな動きから愛好家も多いです。

底砂を掘って自分の家を作るジョーフィッシュは、水槽内でもその生態を観察することができるのです。

海水魚は飼育が難しいと思われがちですが、少し気をつけるだけで家の中に海の世界を再現できますよ。

水槽でジョーフィッシュを飼育する際の環境作り、それから餌について書いていきたいと思います。

ジョーフィニッシュ 飼育 餌

ジョーフィニッシュ飼育で気を付けたい点とは?

普段海底にいるジョーフィッシュは、小石が混ざっているガレ場に巣穴を掘って単独で住んでいます。

巣穴を作れないとストレスを感じてしまうため、ジョーフィッシュを飼育する際は必ず底砂を厚く敷く必要があるのです。

体長が7~8cm近くに成長するジョーフィッシュがすっぽりと入れる穴を掘る為には、最低でも5cm位の厚さが欲しいところです。

底砂はサンゴ砂で、細目・中目と様々なサイズの粒を使用します。

パウダータイプのみでは崩れてしまい、ジョーフィッシュが巣をつくることができません。

海水魚水槽は硬度が高いアルカリ性の状態を保つ必要がありますが、このサンゴ砂を敷くことによってアルカリ性を保持できます。

貝殻を何個か入れてあげると、寝る時は自分で巣穴に蓋をすることもありますよ。

水質の維持は勿論大切なことですが、水温は24℃位が適温なのでヒーターやクーラーを使って一定になるようにしてあげましょう。

水量が多ければ、水質も維持しやすいのでできれば大きめの水槽で飼育するのが良いですよ。

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ジョーフィッシュはどのような餌を食べるの?

自然の海の中では、小エビや小魚を食べているジョーフィッシュですが、飼育下ではなかなかそうもいかないですね。

冷凍ブラインシュリンプ・コペポーダは餌付きやすいですが、人工飼料(メガバイトレッド・シュアー)も慣れると食べてくれますよ。

アサリのミンチを、貝殻に戻して殻の蓋をしてから水槽内に投入してみるのも良い方法です。

ジョーフィッシュに適した餌の条件は次の3点です。

  • 強い匂いを出すもの
  • 長く水面に浮かんでいる
  • ゆっくりと沈む

底の方に住んでいるジョーフィッシュは、強い匂いの餌で「近くに餌が落ちてきたよ~」とお知らせしてあげないと気が付きません。

すぐに沈んでしまう餌だと、ジョーフィッシュに匂いが届く前に底砂に落ちてしまいます。

そして困ったことに、彼らは砂底に落ちた餌は食べないのです。

食べなかった餌は水を汚すだけなので、早めに取り除きましょう。

まとめ

ジョーフィッシュの飼育には「厚めのサンゴ砂の底砂」と「水温24℃の維持」、餌としては「冷凍ブラインシュリンプ・コペポーダ」や「人工飼料(メガバイトレッド・シュアー)」、「アサリのミンチ」などが良いということです。

スポイドでの餌やりに慣れると、水槽の前に立つだけでジョーフィッシュが顔を覗かせてくれるようになりますよ。

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