人気の高い熱帯魚として有名なベタですが、いろいろな品種が存在します。

また色のパターンがとても多いことも特徴のひとつです。

全身が1つの色に染まっている単色系やボディとヒレが別の2色に分かれているものなど、数々の体色のパターンが存在します。

その美しい色彩が魅力的なベタですが、繁殖方法も非常に情熱的で高い人気を誇る理由のひとつのようです。

今回はベタの繁殖と体色の遺伝についてまとめてみます。

ベタ 色 遺伝

ベタの繁殖方法と体色の遺伝とは?

まずベタはオス、メスともに繁殖可能になるとそれぞれサインを出すようです。

オスの場合、水面に泡巣と呼ばれる泡の巣を作り始めます。

一方のメスは体の後方部分に卵巣が見え始めれば繁殖可能のサインになります。

このサインがでたらついにオスとメスをペアリングさせます。

いきなり同じ水槽にいれてしまうと、オスがメスを追いかけまわし、メスが弱ってしまう危険性があるため、はじめは別の容器に入れて対面させます。

こうすることで繁殖がうまくいきやすくなります。

次に、同じ水槽に移しますと、基本的にはオスがメスを泡巣の下まで誘導し、オスがメスを抱きかかえるようにして共寝がはじまり、産卵します。

産卵が終わるとオスが卵を泡巣へと運びはじめるので、ここでメスをオスの水槽から出してあげると良いようです。

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生まれてくる子供の体色などの特徴は親の遺伝子と密接に関わってきますので、自分の意図するベタを作るために、必要な特徴のオスとメスを用意し、ペアリングさせるというような楽しみ方をする飼育者の方もいるようです。

遺伝の詳細については生物学的な知識になりますのでここでは割愛します。

中・高で生物の授業を受けたことのある人であればとっつきやすい内容であると思います。

まとめ

美しい見た目に魅かれてベタを飼育している方も多いと思いますが、情熱的な繁殖方法、そして感動的な産卵シーンを目撃したいがためにベタを飼育している方も多いようです。

また、自分で繁殖させることにより、より美しい個体や珍しい体色の個体をを生みだすなどの楽しみ方もできるということからも、ベタという熱帯魚の人気の理由が分かってくる気がしました。

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