大きなヒレときれいな体色で人気のベタですが、中には同じ水槽に複数のベタをいれて鑑賞をたのしみたいという飼育者の方もいらっしゃることでしょう。
しかし、ベタに限らず、動物の複数飼育には様々な問題がついて回るものです。
簡単な気持ちで別の生物を飼ってみたら、一方が攻撃され続けていまにも亡くなりそうな状態になってしまったなんていう話もよく聞きます。
今回はベタ同士の複数飼育ができるのかどうかについてまとめてみたいと思います。
ベタの複数飼育は可能なのか?
結論から言いますと、ベタの複数飼育は避けたほうがいいと言わざるをえません。
ベタはその美しい見た目からは想像もつきませんが、通称「闘魚」と呼ばれるほど気性の激しい魚です。
中には温厚な個体もいますが、基本的には気性の荒い生物だと言うことができます。
オス同士で同じ水槽で飼育したりすると、威嚇し合い、互いにストレスを貯めあってしまい、色抜けや不調などの悪影響が発生することが考えられます。
比較的おとなしい個体の多いメスにも同じことが言えます。
同じメスへの攻撃はもちろん、中にはオスを攻撃するような荒いメスも存在するため、メスだからといって簡単に複数飼育できるというわけではないようです。
一方が気の弱いメスだった場合、一方的に攻撃され続け、ボロボロになってしまうなんていうケースも珍しくはないようです。
なにはともあれ、ベタの複数飼育(中には「混泳」なんて呼ぶかたもいらっしゃるようですが)は極めて難しいようです。
ベタの雄は闘魚と呼ばれるほど気性が荒く、特に他のベタが同じ水槽にいると、殺してしまう事がありますので、ベタ同士の混泳はしないようにしましょう。
他の魚でも、同じ位の大きさの種類とは、喧嘩になる事がありますので、なるべく混泳させないようにしましょう。— aquarium (@aquarium879) 2017年5月20日
まとめ
今回はベタの複数飼育の可能性についてまとめてみました。
熱帯魚の飼育の上級者の間ではベタは混泳できない魚だと言われているらしく、複数飼育はできないとうのが常識らしいですね。
飼育者の中にはあえて一つの瓶で複数のベタの飼育にチャレンジされる方もいるそうですが、基本的にはまず無理と考えてよさそうですね。
別々の瓶に入れていても、視界に入ってしまうだけで影響しあってしまうような生物ですから、一つの水槽での複数飼育がうまくいかないのも当たり前なのかもしれません。
できないと言われるとやってみたくなるのが人間ですが、ベタにとっては場合によっては命に関わる問題ですので、避けたほうが無難でしょう。