ウグイは、釣りをしている方にとってはとても馴染のある魚ですよね。
また、呼び名も様々で、アカハラやハヤと呼ばれる事もあります。
基本的に関東ではそう呼ばれており、京都や兵庫ではイダやイスと呼ばれています。
季節的にも一年中釣る事ができ、冬でも釣れます。
最大で50㎝にも成長するという大きな魚ですね。
砂、小石のある場所で、川底に住んでいる事が多いです。
群れをなして生活しています。
日本では比較的どこでも見かける事ができますし「基本的なウグイの情報については知っているよ」という方が多いかもしれません。
では、ウグイの産卵の時期というのはいつ頃なのでしょうか。
ウグイの産卵の時期は?
ウグイが産卵する時期は、3月~7月頃です。
南の地方の方が気温が高くなるのが早いので、ウグイは南の地方から産卵をスタートさせます。
この時期になると、ウグイはオス、メス共に変化をはじめます。
婚姻色を現しはじめるのです。
とても綺麗なオレンジ色へと変化します。
その美しさは、淡水魚の中でもトップクラスだと言われているほどです。
普段は少し地味な色が特徴の魚なのですが、この時期だけ呼び方を「アカウオ」「サクラウグイ」と呼ぶ地域もあるくらいです。
ちなみに、自然の中で生息している生物の中には、オスの方が派手な色をしている場合がありますよね。
中でも、魚の多くはそうだといわれています。
しかし、ウグイは違います。
先ほどお話したように、オス、メス共に変化をするのですが、婚姻色に違いはありません。
この事は珍しいとされているようで、なぜ婚姻色を出すのかは謎に包まれているようです。
ウグイの産卵期ですが、人工的に作り出す場合もあります。
長野県などで行われており、時期的には4月の下旬から5月が最盛期だとされています。
孵化をさせたら、来年の為に放流をするそうです。
さらに、産卵期である5月~7月はウグイを簡単に釣る事が可能だと言われています。
もちろん、産卵期というのは普段とは違います。
子孫を増やしていくためにもとても大切な時期です。
ですから、いくら簡単に釣れてしまうからといってストレスを与えないようにしてあげてください。
まとめ
ウグイの産卵期は、比較的暖かい時期なのですね。
釣りをするのにもこの時期が良いそうですが、ウグイの赤ちゃんのため、もちろん親のウグイのためにも、あまりストレスを与えないように注意をしてあげたいですよね。