アクアリウムをお世話している方にとって、水槽の水質環境はとても重要なものです。

水槽の水質には、水の温度や塩分濃度、pHなど様々な要素が絡んでいますが、水の中の酸素量も重要なポイントとなります。

この記事では、ミナミヌマエビを飼うにあたっての水の酸素量についてや、エアレーションが必要かどうかについてご案内いたします。

ミナミヌマエビ 水槽 エアレーション 必要 量

ミナミヌマエビの水槽にエアレーションは必要?

エアレーションとは、エアポンプ等の道具を使って、水中に空気を作る事によって水をかき混ぜて、水中に空気を溶かし込むことを言います。

水草が気泡を出している状態等はエアレーションとは言わず、「エアレーション」という言葉を使う場合は器具を使って強制的に酸素を溶け込ませている状態を意味します。

水の中の溶存酸素量を上げることによって、魚たちの酸欠を防ぐ目的があります。

ミナミヌマエビにエアレーションが必要かどうかについては、必要だという意見と、必要でないという意見があります。

と言いますのも、もともと水の中で水草が充分に役割を果たしていて、酸素が豊富に確保できているのであれば、エアレーションは必要ないからです。

水草での酸素確保が難しかったり、水草だけでは不安だったりする場合はエアレーションをする必要があります。

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ミナミヌマエビに良いエアレーションの量は?

ミナミヌマエビなどのエビの仲間は、酸素溶存量の高い水を好みます。

また、水温が高ければ高いほど水中の酸素は失われやすいので、酸素溶存量だけでなく、水質にも気をつけましょう。

自然の環境に近い酸素溶存量は5~8ml/ℓほどと言われているので、それに近づいていれば問題ありません。

ミナミヌマエビは酸欠に弱く、また急な水質変化に弱いので、大事なのは酸素の溶存量ではなく、一定の水質を保つことです。

水草は生き物ですので、安定した酸素供給ができているか心配な場合はエアレーションを利用したほうがよいでしょう。

また、極端に換水したり、突然新しい水草や器具などを入れることをしないようにしましょう。

ミナミヌマエビは環境の変化に弱いため、びっくりして弱ってしまうおそれがあります。

まとめ

今回はミナミヌマエビとエアレーションについてご案内いたしました。

水草を使うにしろ、エアレーション専用器具を使うにしろ、大切なのは水槽内の酸素量を一定に保ってあげることです。

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