針がたくさん生えている独特な見た目が特徴的なハリセンボン。

もちろん、魚類も動物ですので病気を引き起こすことがあります。

ハリセンボンに多い病気として「白点病」があげられます。

熱帯魚を飼育された経験がある方はご存知の病気かもしれませんね。

いったいどんな病気なのか?予防する方法があるのか?

今回はハリセンボンの「白点病」について解説していきます。

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ハリセンボンの白点病はどんな症状が出るのか?

まず、おさえておきたいのがどんな症状が出てしまうのか、ですね。

ハリセンボンの体全体が白い斑点で覆われる症状が代表的です。

ハリセンボンだけでなく、特に観賞用の魚類(熱帯魚、金魚)に多く見られる病気であることがわかっています。

原因は何だと思いますか?

実は寄生虫なのです。

「ウオノセイカンチュウ」と呼ばれている寄生虫がハリセンボンに寄生することで発症します。

寄生しているときに白く見えるので「白点病」と名付けられたのだとか。

また、この寄生虫は時期によっても名称が違います。

幼虫期:ホロント、成虫期:シストと呼ばれているのです。

「ホロント」の頃にハリセンボンなどの魚に寄生し、栄養分を奪います。

その栄養からスクスクと成長し、「シスト」になるとハリセンボンから離れていき、自立するのです。

ハリセンボンから栄養だけ奪い去っていく、残酷な寄生虫ですね。

最悪の場合、ハリセンボンが亡くなることもあるそうです。

ハリセンボンの白点病の治療方法とは?

栄養分だけ奪われる、白点病の効果的な治療方法が気になりますね。

まず、水温を高く設定し寄生虫が寄って来にくくなる環境を作ることです。

この「ウオノセイカンチュウ」ですが、低水温を好み、繁殖能力が非常に高いことがわかっています。

なんと1~2週間程度で幼虫から成虫になり、さらに繁殖し続けるのです!

すぐに水槽の中は寄生虫だらけ…なんてこともすぐに起こりうるのです。

考えるだけで恐ろしいですね。

ですので、高水温にすると繁殖を防ぐのにかなり効果的です。

しかし、急に温度をあげてしまうとハリセンボンに負荷がかかってしまいますので、1度ずつを目安に上げていくことをおすすめします!

他には、薬や塩を使って洗浄してあげたりすると寄生虫は激減します。

水槽にも寄生虫がついていることがあるので、そちらにも注意が必要ですね。

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ハリセンボンの白点病の予防方法とは?

厄介な白点病ですが、予防方法はあるのでしょうか?

まず、この病気を発症すると自然治癒する可能性はかなり低いものと考えてください。

予防もしくは治療が必須となるわけです。

やはり、上記にあげました治療方法を事前にやってあげることが大切です。

ざっくりいえば、「寄生虫を繁殖させにくい環境を作る」ということです。

白点病はハリセンボンにかかることが多いので、意識してあげることが大事ですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ハリセンボンの白点病について解説いたしました。

かなり恐ろしい病気ですね。

しかし、きちんと知識をもたれた上で、予防や治療をしてあげるとちゃんと治る病気なのです。

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