プラティはメダカ目メダカ亜目カダヤシ科に属するメキシコ原産の熱帯魚で、グッピーやソードテールなどの仲間になります。

古くから品種改良が進んでいる種類で、個性的な特徴やネーミングを持ち、丸みのある可愛らしい姿から、人気のある観賞魚として知られているのですね。

正式にはサザンプラティフィッシュといい、メスの体内で卵を保持して稚魚を産む卵胎生という特徴があります。

元気で繁殖力が高く、気質も穏やかで他種類の小型魚などとの混泳にも適してるという飼育しやすさも人気の要因でしょう。

このプラティ、もともと丸みのある体つきをしていますが、お腹が気になるほど大きくなる場合があるようです。

この状態はお腹に卵がいるからなのか、それとも病気なのか、気になるところですよね。

プラティのお腹がパンパンになる症状についてご紹介します。

プラティ お腹 パンパン

プラティのお腹がパンパンになるのはなぜ?

お腹がパンパンになるというのには、いくつかの可能性が考えられます。

グッピーなどと同じ魚胎生であるプラティは、卵をお腹の中守り生まれた稚魚を産みますので、抱卵しているメスの場合はお腹が大きく膨れます。

お産が近づくと水槽の中を激しく上下に動き回るようですので、その場合には心配ないでしょう。

また、食べすぎで消化不良を起こすこともありますが、症状が重いと脱肛を起こして命にかかわる場合がありますので、その場合には数日間絶食させて様子を見るのがいいでしょう。

予備の水槽があれば隔離して観察や対応がしやすいですね。

しかしこれが腹水症だった場合、最悪の状況を免れない可能性が高いといわれます。

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腹水症は内臓が炎症を起こして水が溜まってしまう病気で、そのためにお腹がパンパンになるのです。

オスの場合には抱卵の可能性はないので、この状態になったらこの病気を疑うことが必要でしょう。

この病気は水質の悪化などによる細菌感染が原因であるため、疑いのある個体がいた場合は他にうつさないよう直ちに隔離することが必要になります。

初期の症状であればパラキソリンという薬餌を与えることで症状が回復する場合もあるようですし、塩浴やココア浴という方法もあるらしいので、試してみるのもいいですね。

腹水症である場合、初期の段階ではそれほど変化がなく元気なので判断は難しいといわれますが、白っぽい糞が出ている場合は要注意なのだそうです。

また、抱卵の場合には腹部が四角張った感じで膨れるのに対し、腹水症はまるで風船のように丸くパンパンになるようですので、こまめな観察が必要ですね。

そして、何より原因となる水質の改善と持続のために、週1回程度の水交換や水質管理を行うことが大切になります。

まとめ

プラティのお腹が膨らんでいる場合、その様子をしっかり確認することが大切なのですね。

抱卵の場合は大丈夫なのですが、腹水症の場合は症状が進むとまず助からないといわれるようです。

白っぽい糞を出していたり腫れ方が全体的に膨れ上がっているような感じであれば、腹水症を疑いすぐに隔離して薬餌を与えたりする対応が必要になるのですね。

このような状態にならないよう、日頃から水質管理や水の入れ換えなどをこまめに行いことが必要になるでしょう。

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