水槽内の苔を食べ、掃除屋などと呼ばれ、親しまれているオトシンクルスですが、調べてみるとかなり草食性よりの雑食だということがわかります。
餌付けをうまくやれば、市販されている熱帯魚用の人工飼料なども食べますし、茹でたほうれん草やキュウリなどの野菜も食べます。
なんと水カビや水面などに張る油膜も食べてくれるんじゃないかという人もいます。
今回はオトシンクルスの食性、そして水カビや油膜を食べるのかについてまとめてみたいと思います。
オトシンクルスは水カビをも食す!?
先ほどオトシンクルスは草食性よりの雑食だと説明しましたが、基本的には苔を好物としています。
苔しか食べたことのないオトシンクルスは、なかなか人の与える餌に興味を示さず、そのまま飢えで亡くなってしまうこともあります。
それを防ぐために餌付けをするのですが、これになかなか苦戦する方も多いようです。
さて、水槽内の掃除屋と呼ばれているオトシンクルスですが、なんと水カビまで食べてくれたという報告がなされています。
病気の原因にもなる水カビを処理してくれるのはありがたいのですが、水カビはオトシンクルスが食べてくれたくらいではすんなり消えてくれるものではないので、水カビの対策は私たち人間がしっかり行うようにしましょう。
オトシンクルスは水カビだけじゃ飽き足らず油膜までも!?
さて、水カビまでをも食べてしまうオトシンクルスですが、水面に張る油膜までも食べてしまうという方がいます。
水面に油膜が発生する要因としては、水中で繁殖している細菌類が大量に亡くなったりしたり、目に見えない微細な藍藻類が繁殖しているなどが考えられます。
油膜が発生する原因を見ても、オトシンクルスが油膜を食べるというのは考えにくいと思います。
そもそも油膜を食べるという表現が少しおかしいですしね。
まとめ
今回はオトシンクルスの食性についてまとめてみました。
水カビを食べるという習性には、多数の経験談などもありますし、かなり信憑性があります。
しかし油膜まで食べてしまうというのはかなり疑わしいですね。
オトシンクルスを飼育するうえで、初心者が一番苦戦するところが餌についてです。
餌付けにうまくいかないと、後々飢えの問題となるケースがありますので、根気よくチャレンジしてみましょう。