ドジョウは温和な性格で金魚などと混泳する事ができ、金魚などが食べ残したエサを食べてくれるので水槽の掃除屋とも言われています。
水槽で飼育している場合、ドジョウの腹部が赤くなっていることがあります。
腹部が赤いのは病気にかかったことが原因なのでしょうか。
病気の場合、原因や対策方法について紹介していきたいと思います。
ドジョウの腹部が赤いのは病気なの!?原因は?
ドジョウに腹部が赤い場合には、細菌感染か穴あき病が考えられます。
細菌感染の場合には、体の数カ所血がにじんだようになり、それが広がって腹部が赤くなって体全体に広がることがあります。
これは、エロモナス・ハイドロフィラと呼ばれる細菌感染によって起こる病気です。
この細菌は、淡水の環境の中に存在する細菌なのですが、水質が変化することで魚などがストレスを受け抵抗力が低下することで発生すると言われ、水温が急激に変化した時などにおこる事があります。
また、水温が高くなると繁殖しやすい細菌なので注意が必要になってきます。
穴あき病は、初めはウロコ1枚くらいの範囲で赤くなり、病気が進行すると範囲が広がっていきます。
ウロコが取れたり、ひどい場合には筋肉が露出し、体に穴が開いたように見えることから穴あき病と言われている病気です。
穴あき病は、エロモナス・サルモニシダと呼ばれる病原菌の感染によりおこります。
この細菌は低水温を好み春や秋によく見られる病気で、体の表面に起こるので体の中までで病気になるという事はないようです。
ドジョウの腹部が赤い場合の対策は?
ドジョウの腹部が赤い場合には、細菌感染や穴あき病が考えられます。
どちらの場合にも薬浴が効果的だと言われています。
合成抗菌薬浴財の観パラDを使い、水1Lあたり1mlを入れ溶し、早期の場合には4時間程度、ひどい場合には5~7日間程度薬浴をしてあげましょう。
病気になっている場合には、浸透調整機能が低下していることが多いので、水に対し0.3~0.5%の食塩を入れてあげると効果が上がるようです。
ドジョウの腹部が赤くなっているのを見つけた場合には、早めに対処することをオススメします。
まとめ
ドジョウが腹部が赤くなっている場合には、細菌感染や穴あき病などの病気にかかっている可能性があります。
一緒に水槽で飼っているものにうつらない様に、気付いた場合には早めに薬浴や食塩浴を行ないましょう。