切っても切った数だけ同じ遺伝子情報を持った個体数を増やすことができるプラナリアという生き物をみなさんはご存知でしょうか。
不思議な生き物ですよね。
その再生能力の高さから医療の現場からも注目されています。
ペットとして飼われている方も多いのではないでしょうか。
また、メダカや魚を飼っている水槽や、アクアリウムの水槽の中に知らず知らずのうちにプラナリアが繁殖していた方もいらっしゃるかと思います。
プラナリア自体には毒もなく、大きな害を及ぼす生き物ではないので安心してください。
ではこのプラナリアはいったい自然界ではどのように生活しているのでしょうか。
調べてみました。
プラナリアの生息地
プラナリアは日本中の川の上流に生息しています。
プラナリアは綺麗な水質を好む生き物です。
そして、水温も10度~20度に保たれた状態で生きることができるので、綺麗な川の上流がもっとも生きやすい環境であると言えます。
テナガエビやヤマメの生息しているような川であればある程度の水質が保たれているので、そこではプラナリアも生息することが可能です。
日本の川に生息している主なプラナリアの種類はナミウズムシが多いです。
他にはカズメウズムシや、ミヤマウズムシなどが生息していますが、日本で発見されるプラナリアのほとんどがナミウズムシになります。
プラナリアの分布
プラナリアは日本中の川にいますが、先に述べたように水質を一番重要にする生き物です。
水質が綺麗に保たれており、そして水温が10度~20度に保たれている川であれば生息していると考えてよいでしょう。
川の小石や石の下などをよくよく観察するとプラナリアは生息しています。
プラナリアがどこの川にどれくらいいたのか、自分で分布図を作るのも面白いかもしれません。
意外と身近なところで、プラナリアは静かに生活しているかもしれませんよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
プラナリアは生活環境に非常に敏感な生き物なので、水の綺麗な川を好んで生活しています。
身近で綺麗な場所があれば観察してみると新たな発見があるかもしれませんね。