ツバメウオとアカククリ、ナンヨウツバメウオは、いずれもマンジュウダイ科・ツバメウオ属に含まれる海水魚です。

外見はとてもよく似ていて区別がつかない方も多いのではないでしょうか。

一見するとみんな同じと思える3種類の魚ですがそれぞれに違いがあります。

ここでは、ツバメウオとアカククリの違いに触れ、名前が似ているナンヨウツバメウオとツバメウオの違いについてみていきましょう。

ツバメウオ アカククリ ナンヨウツバメウオ 違い

ツバメウオとアカククリの違いとは?

ツバメウオの成魚とアカククリの成魚は、高い体高など一見すると確かに似ていますが、体の形に違いがあります。

ツバメウオの形を形容するならばアルファベットのD型をしており、アカククリは逆三角形をイメージさせる体つきです。

また口元にも違いをみることができ、ツバメウオの口元は飛び出してはいませんが、アカククリの口元は飛び出ています。

胸ビレや尻ビレなどの配色にも違いがみられ、また、一般的な全長の大きさが40センチメートル以上のツバメウオに対してアカククリの大きさは30センチメート程度が一般的です。

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ツバメウオとナンヨウツバメウオの違いとは?

成長過程や食性などが似ているナンヨウツバメウオとツバメウオも、それぞれの体付きに違いがあります。

ツバメウオの体付きはD型と先ほど触れましたが、ナンヨウツバメウオは、ほぼ円形をしています。

ツバメウオの腹ビレは黄色く胸ビレの後ろに黒い班がありますが、ナンヨウツバメウオの腹ビレは黒く、胸ビレに班はありません。

吻(ふん)と呼ばれる口元の出っ張りも、ツバメウオの緩やかに対してナンヨウツバメウオは、アカククリほどではありませんが、出っ張っています。

40センチメートルから大きなものでは1メートル近くになるツバメウオに比べて、ナンヨウツバメウオは40センチメートルが一般的で大きな個体でも60センチメートル程という違いがあります。

まとめ

ここまで、アカククリとツバメウオ、ナンヨウツバメウオとツバメウオの違いについてみてきました。

同じツバメウオ属の仲間といっても、それぞれに体の形や体色に違いがありました。

ダイビングスポットや水族館でツバメウオやアカククリ、ナンヨウツバメウオをみかけたときには、ここでお伝えした違いをポイントに比べてみてくださいね。

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