カージナルテトラの目が病気!?エロモナス病との関連は?

カージナルテトラ 目 病気

カージナルテトラがかかりやすい病気として挙げられるのがエロモナス病です。

一度感染すると完治するのが難しく、生存率が低い厄介な病気です。

エロモナス病はエロモナス・サルニダ菌に感染する事で発症しますが、エロモナス菌自体は世界中の淡水中にもともと存在しており、健康な魚が感染しても発症することはまずありません。

水質汚染や環境悪化など、魚が調子を落としている場合に発症する日和見感染症(健康な動物では感染症を起こさないような病原体が原因で発症する感染症)に分類されます。

目の病気の症状と対処法は?ポップアイとは?

エロモナス菌には「運動性エロモナス」と「非運動性エロモナス」の2種に分けられます。

運動性エロモナス菌により発症するのが立鱗病(松かさ病)やポップアイです。

ポップアイは病気というよりも、松かさ病の症状の一種で眼球が突出してくる症状です。

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カージナルテトラの目の病気対策は?

エロモナス病の治療は難しいですが、有効とされる方法がいくつかあります。

感染した魚を希釈した薬液に入れる『薬浴』『水温を上げる』『殺菌灯』『メトロニダゾール』等があります。

薬浴に使われる薬液は市販のものでは多数販売されており、メジャーなところでは日本動物薬品株式会社(ニチドウ)製の『グリーンFゴールド顆粒』やリキッドタイプの『観パラD』などが知名度や店舗での取扱量でシェアの殆どを占めています。

また、水温を上げる方法があり、病原体であるエロモナス・サルニダが熱に弱い特性があるためアクアリウム用のヒーターで加熱し25℃以上まで水温を上げることにより治療する方法もあります。

その他に殺菌灯を用いた方法がありますが、これは治療というより予防の意味合いが強く一度感染した個体には効果的とは言えません。

メトロニダゾールの可能性

最後に科学的に効果が立証されてはいませんが、トリコモナス感染症治療薬として人用に開発されたメトロニダゾールまたはフラジール(日本での商品名)が一時期エロモナス病に効果があるとされ話題となりました。

ネット上でこれらの情報を元に投薬を行った飼育者から「症状が緩和した」「治療に成功した」等の情報が寄せられることとなり、個人輸入してまで薬を求める人が増えました。

もともとフラジールなどの主成分は抗生物質の1種なので効果は期待できますが、発売元が想定してない使用法は保証がないばかりか用法・容量を誤って余計に魚の生命を危険にさらすことになりかねません。

あくまで参考程度に留めておくのが賢明です。

まとめ

カージナルテトラの目の病気は眼球が突出するポップアイで、原因病は松かさ病であることが分かりました。

松かさ病はエロモナス・サルニダという病原体が原因でカージナルテトラにとって生命に関わる重篤な症状を引き起こす可能性がある難治性の病気です。

有効な手段は希釈した薬液内を泳がせる『薬浴』やヒーターで水槽内の温度を上げ、熱に弱い病原体を弱らせる『高温療法』の他に予防の意味で『殺菌灯』を使う方法もあります。

効果のほどは未知数ですが、リスクも多い抗生物質の投与など様々な方法があります。

しかし、一番大事なのはカージナルテトラの隔離です!

飼育者は魚に変化を感じ、感染症の疑いがある場合は直ちに別水槽への隔離をすることをお勧めします。

群泳を楽しむことの多いカージナルテトラを複数飼育している場合は、健康な個体への2次感染のリスクを軽減させることが最優先です。

基本的に熱帯魚が病気にかかったら動物病院で治療することはまずありません。

やるべきことをしたら、飼育者は焦らずにその後の趨勢を見守る覚悟が必要と言えます。

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