タナゴもフナと同じように日本各地で見かけることができた淡水魚です。

ここで「できた」と過去形を使うのは最近では絶滅危惧種に指定されるなど、フナほど見かける機会が減ってしまったからです。

フナは多少なら水質が悪くてもあまり影響は受けないこともあり、今でも見かける機会はタナゴよりもあるでしょう。

ただそうは言ってもフナの中にもギンブナのように、絶滅危惧種に指定されている種類もあります。

タナゴとフナは生息環境も同じで一見すると姿形も似ていますが、見分ける方法はいくつかあります。

こちらではタナゴとフナの見分け方や混泳できるのかなどを、紹介させて頂きます。

タナゴ フナ 見分け方 混泳

タナゴとフナの見分け方は?

タナゴとフナはちょっと見には色も形も似ていますが、タナゴの方が細身で小型です。

個体差にもよりますが、タナゴの成魚は大きくても10cmくらいで、フナは30cm以上になるものもいます。

体の幅もタナゴは狭く、フナの方がずっと厚みがあります。

ヒレの大きさもタナゴの方がフナに比べて大きいので分かりやすいと思います。

後はタイリクバラタナゴの稚魚ならば、背ビレに黒い模様がついていますので、区別がつきやすいでしょう。

繁殖期になればタナゴのオスならば体の色が変わるので、さらに分かりやすくなります。

スポンサードリンク

タナゴとフナの混泳は可能?

タナゴは池や沼などあまり流れの強くない水場で生息していますが、フナと同じように田んぼでもよく見かける淡水魚です。

共に雑食性で食べる物もほとんど変わりません。

タナゴは一部の種類を除いては全体的におとなしい性格なので、フナとの混泳は問題ないでしょう。

実際にタナゴとフナを混泳させているアクアリストも多く存在します。

まとめ

釣り上げた魚がタナゴかフナか分からないのなら、臀ビレが大きく透明感があり、体の幅が狭いのならタナゴの可能性が高いと言えます。

それでも難しい場合は、二枚貝を水槽に入れておけば繁殖期に変化があるのでそれで判断できるでしょう。

タナゴもフナも同じ水槽で混泳できるのですが、アブラボテはタナゴの中では気の強い性格をしているので、混泳には向きません。

他にも神経質な性格や餌に気を使う種類などあるので、それぞれの相性を見ながら混泳させる必要があります。

スポンサードリンク