オイカワはコイ科に分類される淡水魚でカワムツやウグイなどの淡水魚と同じようみ身近に生息している川魚です。
釣り人にも人気の魚で、食用、観賞用としても人気のある魚です。
そんなオイカワの稚魚を見たことはありますか?
オイカワの成魚は15cmほどの大きさにですが、稚魚はとても小さいようです。
稚魚は群れで行動するため川にいけばすぐに見かけることもできるかもしれませんね。
それでは今回は、オイカワの稚魚はどのくらいで成魚になるのかについてご紹介します。
オイカワの稚魚はどのくらいで成魚になるの!?
オイカワは5月から8月ころに繁殖を行います。
繁殖期には婚姻色が現れ始めます。
特にオスに婚姻色が現れ、顔は黒く体の側面は水色、お腹はピンク、尾びれ以外の各ヒレの前縁は赤と変色します。
顔にはブツブツとした追星というものが現れます。
産卵をし始めますが、1尾あたり380粒ほどの卵を産むそうです。
しかし、1度に380粒ほどの卵を産むのではなく何度かに分けて産卵します。
産卵をする際に水槽の温度を適温にしておかないと上手く産卵できない場合もあるようです。
産卵時期の適温は16度から30度程度と言われています。
1回に10粒から数10粒の卵を数回に分けて産むため、潜在的な産卵能力は3か月ほど維持されるそうです。
産卵を行う時は、水通しの良い浅瀬に集まるそうです。
産卵から孵化までに2日から8日ほどかかります。
水温が低いと孵化までに日数が増加してしまう可能性もあるようです。
水温が20度から23度の場合は3日ほどで孵化を迎えるようです。
孵化の時期の適温は、19度から27度と言われていますが、25.4ど以上になってしまうと上手く孵化ができなくなってしまったり、奇形が発生してしまい水温が33.5度を超えた場合急激に悪化してしまうという報告が上がっているようです。
孵化し稚魚になると水流がない止水域で群れで集まっているため、飼育しているオイカワが孵化した場合には水流は作らなくていいそうです。
成長するにつれて住む場所も変えていくので成魚になってから水流を作ってあげるといいかもしれません。
稚魚から成熟するまでに2年から3年かかるようです。
まとめ
今回は、オイカワの稚魚の成長についてご紹介しました!
稚魚から成魚になるまでには2年から3年ほどかかるようです。
オイカワは1尾あたり380粒ほどの卵を複数回にわけて産卵するようです。
飼育しているオイカワを産卵から孵化させて稚魚から成魚になるまでには水質環境も整えなくてはならないようです。
オイカワの飼育はそこまで難しくはありませんが、しっかりと成魚に成長させるために飼育の仕方を理解した上で飼育することをおすすめします!