川にいる魚と聞くとフナやコイをイメージする人も多いのではないでしょうか?

コイやフナは地味目の魚ですが、オイカワも身近にいる生き物で、その体はとてもきれいな色をしています。

熱帯魚や海水魚よりも美しい体を持っているのではないかと言われるくらいキレイで、特に繁殖期のオスの体に現れる婚姻色はとても美しいため観賞用として飼育している人もいるようです。

そんなオイカワでも病気になることはあるのでしょうか。

オイカワ 飼育 病気

飼育しているオイカワは病気になりやすい!?どんな病気があるの?

冷水病というものがあります。

サケやマス、アユに発症する確率が高く、命をおとしてしまう可能性のある感染症です。

低水温期に北米のマスやサケに多いと言われ、日本ではギンザケ、ミジマスからも発症が確認されたそうです。

1987年五徳島県の養殖場で琵琶湖産のアユの稚魚から病原菌が確認され、その後に徐々に全国に広まったようです。

アユと同じ水域に生息しているウグイ、オイカワ、ヤマメなどからも菌が発見されたようです。

しかし、オイカワなどの発症報告が上がっている中で発症はしていないものも居るようです。

冷水病はどうして日本に入ってきたのか侵入経路は不明ですが、国内で感染が拡大したのは琵琶湖産保菌種苗稚魚ではないかと言われています。

琵琶湖から国内に広がったのは確かですが、冷水病が琵琶湖に入ってきた原因は分かっていないようです。

冷水病は今の所人間への感染は確認されていないようです。

冷水病には特徴があります。

  • 水温が12度~26度に発生しやすいですが、特に16度~20度での発症例は70%以上です。
  • 冷水病に感染すると体の表面は白濁、鰓蓋下部の出血、体の表面に穴があき、貧血のような症状が現れ命を落とすそうです。
  • 養殖場にいる魚が発症してしまうとその排水が流れ込んだ川でも発症する可能性があります。

今の所冷水病を予防する事はできず治療法も見つかっていないようです。

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飼育しているオイカワは白点病になる可能性があります。

魚の体に白い点が現れる病気です。

淡水魚だけでなく海水魚の両方に起こりやすい病気です。

しかし、淡水魚と海水魚では症状は似ていますが、病原虫や対処法が違ってくるようです。

ウオノカイセンチュウが寄生することによって発症してしまい、飼育している魚に多い病気です。

イクチオフチリウス症と呼ばれることもあるようです。

肉眼で確認することはできず、ウオノカイセンチュウは25度以下の低い水温を好むので高い水温で飼育する魚にはほとんど発症しないようです。

ストレスなどで魚の体が荒れている時などに特に感染しやすいようです。

感染してしまった場合、薬を使って治療することができます。

症状が重症なオイカワとすでに命を落としてしまったオイカワを除いて水換えを行い、庭砂などは特にしっかりと洗い、その後に薬品を投与します。

この作業を4日おきに行うとで回復しますが、完全にウオノカイセンチュウを取り除くことはほぼ不可能のようです。

使用する薬品にはメチレンブルー、マラカイトグリーンなどがあります。

まとめ

今回は、飼育しているオイカワが感染しやすい病気についてご紹介しました!

飼育している魚は淡水魚に関わらず、海水魚も白点病になりやすいようです。

体に白い点がでてきたら白点病を疑った方がいいかもしれません。

白点病はウオノカイセンチュウが寄生し発症するので、白点病になったオイカワを見つけたら、他のオイカワとは別の水槽に移し薬を使って治療してあげることをおすすめします!

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