ラビドクロミス・カエルレウスはアフリカのマラウイ湖に数多く生息するシクリッドの仲間だと言われています。
鮮やかな黄色の体色が有名な熱帯魚で、価格帯も安く飼育もしやすいため、アクアリウム初心者におすすめの熱帯魚だと言えるでしょう。
また、カエルレウスは繁殖が他の熱帯魚よりも比較的容易なようです。
そんなカエルレウスの繁殖方法について調べてみました。
ラビドクロミス・カエルレウスの少し変わった産卵方法とは?
カエルレウスの繁殖行動は少し変わっていると言われています。
繁殖できる準備が整うと、メスは卵を産み、それを口の中にすべて含んでしまうようです。
次に、オスが肛門付近から体液を排出、メスはそれを卵の入っている口の中に吸い込んで接合させると言われています。
平均で50個の卵を産むと言われており、その量の卵を口に含んでいるため、産卵から孵化、稚魚がある程度育つまでは、メスは絶食状態となるようです。
ラビドクロミス・カエルレウスの繁殖は簡単?
飼育下においては、カエルレウスのオスとメスを同じ水槽に入れて、通常通りに飼育しているだけでは繁殖活動を行う事が稀だと言われています。
繁殖させるには、まず餌を多めに与える必要があるようです。
カエルレウスは雑食性でなんでも食べると言われていますが、特にアカムシやホウレン草などを好んで食べるようです。
普通の配合飼料を与えた後、さらにカエルレウスが好むアカムシなどを与えると、餌を多めに食べてくれるようです。
餌を多くとり続けると、オスとメスが繁殖行動に移ると言われています。
餌を多く与え続けても繁殖活動を行わない場合、飼育環境を整えてあげると良いようです。
水草や岩場など、身体を隠せる場所を多く用意してあげると、繁殖活動に入りやすくなると言われています。
まとめ
カエルレウスの繁殖方法は比較的容易であることが分かりました。
カエルレウスはハーレムを作ることで社会性を保つ熱帯魚であるとも言われており、サイズの大きい水槽を用意できる場合、オスを1匹、メスを複数飼育してあげることで、さらに繁殖が容易になると言われていますので、興味のある方は試してみては如何でしょうか。