ヤマトヌマエビの飼育をしていて、卵を抱えているけど「孵化しない」、「赤ちゃんの姿を見ることができない」、と思っている人はいませんか?

正しく知識を身につけてヤマトヌマエビの産卵について学んでいきましょう。

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ヤマトヌマエビの飼育法!汽水とは?!

ヤマトヌマエビは、川に生息しています。

そのため普段は、淡水での飼育で問題ありません。

ただ、繁殖については、卵は川で産みますが、孵化したエビの赤ちゃんは、河口まで流れていき、海水と淡水が混ざった汽水域で成長します。

そのため、ヤマトヌマエビの繁殖には、汽水が必要なのです。

水槽内での繁殖は、塩分の調整を行えば可能です。

しかし、塩分を入れると、水草を入れることもできないし、他の熱帯魚にも影響してしまうため、別水槽を用意する必要があります。

また、繁殖の成功率は非常に低く、初心者には難しいでしょう。

ヤマトヌマエビが卵を抱えるところまでは、わりと簡単に観察できるのですが、そこから小エビが見られるようになるまでには、相当な知識と経験を要します。

汽水の作り方とは?ヤマトヌマエビの繁殖を目指して!

別水槽に汽水を入れて、しばらく蛍光灯を付けっぱなしにして、微生物の発生を待ちます。

汽水の元になる海水は、自然海水を熱帯魚用のアミで濾したものが良いでしょう。

薄める淡水は水槽から取ります。

水槽ガラス面に、茶ゴケみたいなものがつけば成功です。

微生物の発生のことを考えれば、自然海水を使用するのがベストですが、手に入らない場合は、人工海水を作っても良いでしょう。

さらに、ウィローモスをたっぷり入れておくと、溶けたものが微生物の栄養塩にもなるし、コケの基材として、水流調整用の障害物としても便利です。

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ヤマトヌマエビの繁殖時の汽水濃度はどれくらい?

さて、汽水の作り方はわかりましたが、どれくらいの濃度で作れば良いのでしょうか?

海水は70%に薄めましょう。

また、人工海水の場合は、水槽の水1ℓに対して、塩(天日乾燥させた天然塩を使用すること。)を23g溶かします。

まとめ

川で産まれた卵が汽水域まで流れて、そこで成長し川に戻ってくるという動きをするため、人工的に繁殖をするとなれば、テクニックも相当必要になるのですね。

ここでは初心者には耳慣れない「汽水」というワードが出てきました。

「海水と淡水の中間」、この環境をいかに上手く作れるかがポイントとなるでしょう!

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