孵化したばかりのビーシュリンプは、わずか2㎜程度のサイズにもかかわらず既に親エビと同じ姿をしています。

そして何度か脱皮を繰り返して成長していくのですが、3ヶ月程度で2㎝ほどの大きさになり、メスは産卵できるようになるそうです。

わずか3ヶ月で10倍の大きさに成長するのですから、成長速度は相当早いということがわかりますね。

しかし、すべての稚エビがこのようの順調に成長するわけではありません。

ここでは、稚エビの順調な成長に必要なものや環境、注意点などについてご紹介します。

ビーシュリンプ 稚エビ 成長速度

ビーシュリンプの稚エビの成長速度を上げるには!?

ビーシュリンプの稚エビの成長速度を上げる環境的な条件はいくらかあるようですので、順番に挙げていきます。

まずは水温の管理ですが、水温が低すぎると生育に影響するようですので、成長に適した25℃前後を保てるようにします。

水質については栄養分が豊富に含まれた状態であることが大切でしょう。

また、成長に必要となるミネラルや腐食酸という成分や、脱皮に必要なカルシウムが十分に含まれた水環境は不可欠といえます。

この腐食酸が含まれている『ソイル』という底土の使用も効果的ということになります。

このソイルは天然黒土を丸い粒状に焼き固められたもので、その中でも栄養分を豊富に含む『栄養系ソイル』を適度に使用することで飼育環境を向上させることができるのですね。

エサについても注意点があります。

稚エビのエサであるバクテリアは、粉末系のバクテリアを定期的に添加することで増殖させることができ、さらに稚エビのすみかやエサ場をして水草などを入れると効果的でしょう。

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まとめ

わずか3ヶ月程度で10倍もの大きさになり、メスは抱卵もできるようになるというビーシュリンプの成長速度には驚かされますね。

より順調な成長を促すために必要な飼育環境については、適温、水質、飼育水に含まれる十分な栄養分、バクテリアなどが大きく関わっていることがわかりました。

飼育の際にはそれらの準備を整えることと、使用の際の注意点をよく把握して適切に活用することを心掛けるのが大切になるでしょう。

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