アクアリウムは、水槽の中に水中を再現して生き物を飼育するというもので、インテリアやペットを飼えないマンションでも飼育が楽しめるということで人気があります。
水槽の中で飼う生き物はいろいろいますが、その中でも人気があるのでヤマトヌマエビです。
ヤマトヌマエビは、水槽に生えた藻をたべてくれるため水質を保つ効果もあるので便利でもあります。
しかし、アクアリウムを始めたばかりの人がヤマトヌマエビを飼育することは難しいかもしれません。
ヤマトヌマエビの飼育や繁殖が初心者でもできるかどうかを調べてみました。
ヤマトヌマエビの飼育は淡水でできるのか?
ヤマトヌマエビをアクアリウムで飼育する事は、初心者でも準備をしておけば難しいものではありません。
水はヤマトヌマエビだけを飼育するのであれば淡水でも問題は無いですが、最初に水槽に入れる場合は水合わせに注意をしなければいけません。
水合わせは、もともとペットショップで飼っていた水にエビを入れながら、pHを中性から弱アルカリ性に調節してある水を水温20~28度ぐらいにして足していきます。
ヤマトヌマエビは水温や水質の変化に敏感でストレスを感じやすいので、水合わせの際や水換えの際は慎重に行うようにするようにしましょう。
水道水でもカルキ抜きなどをして条件をあわせた水でも飼うことができますが、淡水でも飼うことができます。
ヤマトヌマエビの飼育と繁殖のコツ
ヤマトヌマエビを飼育するのは準備をすれば、比較的簡単に行う事ができますが、ヤマトヌマエビを繁殖させようとする場合は、少し手間がかかり難しくなるようです。
ヤマトヌマエビを繁殖させるのが難しい理由として、ヤマトヌマエビは魚のアユや鮭のように成体は川などで生活をして、産卵をして成長するのは海で行うためです。
ヤマトヌマエビは、川で産卵をした後は稚エビは川を下って海に向かい、淡水と海水が混じり合う汽水の部分で成長し、成体になったら川をさかのぼります。
そういった生態のため、水槽でヤマトヌマエビを繁殖させるためには、産卵をしたメスのヤマトヌマエビを汽水の入った容器に移して、そこで稚エビを成長させてから、淡水の方に戻すといった方法をとります。
別の容器が必要な事や、水の水質などの調整などの手間があるので、あまり慣れていない人にはヤマトヌマエビの繁殖は難しいようです。
まとめ
ヤマトヌマエビの飼育は、準備があればそこまで難しいわけではないようですが、繁殖をさせるとなると揃えないといけない道具なども増えるので難しいようです。
同じエビであれば、ミナミヌマエビというエビは比較的繁殖はしやすいようなので、繁殖を楽しみたいという人はミナミヌマエビを飼育するのもよいかもしれません。