餌を食べる姿や底砂から目だけ出している姿が可愛いと今人気急上昇中のカマツカ。

カマツカはハゼに似たコイ科の日本の川に住む在来種の川魚ですが、繁殖はどうやってするのでしょうか?

水槽でもできるのでしょうか?

自分でカマツカを増やせたら楽しいかも知れませんね。

少し調べてみましょう。

カマツカ 飼育 産卵

カマツカの飼育と産卵について!

カマツカは山形、岩手以南の本州から四国、九州の河川の中流、下流域の綺麗な水に住む在来種の魚です。

自然下の繁殖期は本州では3月下旬から4月中旬、関西では5月~6月中旬ころまでです。

地方によって繁殖期はずれることもあります。

産卵は夕方から夜にかけて行われます。

卵は直径1mmから1.5mmでバラマキ型です。

沈性粘着卵といい、沈んでから小石などにくっつく性質です。

約1週間で孵化します。

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水槽下での繁殖はオスとメスを同じ水槽に入れておけば繁殖可能だと思われます。

が、カマツカはオスとメスの見分けが非常に困難なので、繁殖をさせたいならば複数で飼育しなければいけないでしょう。

繁殖期になればオスには胸鰭と頭部に追星と呼ばれる硬くて小さなイボのような物が現れますので、この時点でやっとオスとわかるくらいです。

具体的な繁殖行動としては、

  1. オスは口先をメスの胴体部や頭部にこすりつけます。
  2. オスは泳いでいるメスを追いかけ回します。
  3. 泳ぎながらペアで体を震わせます。
  4. 水面付近で放卵・放出して産卵行動は終了します。

卵はバラマキ型なので水槽のあちらこちらに飛び散りますので、産卵が終わったら親と卵は別水槽にした方が良いでしょう。

水温21℃で約6日で孵化します。

孵化したばかりの稚魚は藻を食べて食を満たします。

すこし大きくなると小さめの水生昆虫なども食べるようになりますので、人工飼料を与えるタイミングとしてはこの頃から与えても良いかと思います。

メダカの餌や稚魚用の餌を与えてみましょう。

まとめ

カマツカは成長すると20cm程度の大きさになるため多頭飼いするためにはそれなりの大きな水槽(最低でも60cm以上)を用意しなければならず、オスメスの区別も難しいため個人の水槽下での繁殖はなかなか難しいかと思われます。

が、繁殖に成功している人もいるようなので挑戦してみてもいいかもしれませんね。

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