カラフルな体の色や特徴的な体形を持つウミウシ。

水族館などで実物を目にすると、思わず見惚れてしまいますね。

海水魚のウミウシは、海に生息する生き物のなかでも飼育は難しいとされています。

それでも、自分で飼ってみたいという方もいるのではないでしょうか。

ここでは、ウミウシの上手な飼育方法についてご紹介します。

ウミウシ 飼育 海水

ウミウシを上手に飼育するために!海水や餌のポイント!

海水魚ウミウシと銘打っていますが、実際には軟体動物の仲間に属し世界中の海に生息しています。

そのため、飼育をする場合にもウミウシの生息環境と同じように海水を用意する必要があります。

人工海水を用意するときには、塩分濃度に注意が必要です。

海に住んでいるウミウシですが、塩分濃度が濃すぎた場合、ウミウシが影響を受けてしまう恐れがあるためです。

人工海水の塩分濃度は、水1リットルに対して塩30~35グラムの濃さが目安、カルキ抜きをした淡水を用います。

ペットショップなどで、水に混ぜるだけの人工海水の元があるので、そちらを利用するのも一つの方法です。

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小さなウミウシも成長すると30センチメートル前後になる種類もいます。

そのため、ウミウシを入れる水槽は、少なくとも60センチメートル以上の水槽が理想的です。

水槽内の海水量が十分でないとすぐに水質が悪くなるため、生息環境として好ましくありません。

ウミウシは種類によって食べる餌が異なります。

このことが、ウミウシの飼育が難しい理由で、同じウミウシだからといって本来食べない餌を与えても受け付けません。

海藻だけを食べるものもいれば、魚の卵や小型のエビ、他のウミウシを捕食するものなどさまざまです。

生き物の飼育に際しては、どのような食性を持っているのかを知ることが、上手な飼育方法の基本です。

ウミウシを飼う場合も同じで何を食べているのか、食べている餌の継続的な調達と供給は可能か、という点を確認する必要があります。

まとめ

ウミウシの飼育方法は、明確化させておらず手さぐり状態というのが実際の状況ですが、そのような状況のなかでも、上手な飼育方法のポイントをみてきました。

ウミウシを飼育する場合、ポイントとなるのが海水と水槽、ウミウシに与える餌です。

ここでお伝えしたことを参考に、ウミウシと永く付き合っていきましょう。

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