餌を食べる姿や、砂に潜って目だけを出して一休みする姿などが可愛いくて人気急上昇中のカマツカですが、はっきり言って見た目は地味ですよね。
では、混泳水槽でカラフルな熱帯魚の水槽に入れてお掃除役として活躍してくれないでしょか?
調べて見ましょう。
カマツカと熱帯魚は混泳できるのか?
結論から言うと、カマツカを熱帯魚の水槽に入れるのは言語道断です!
そもそもカマツカは日本の岩手、山形県以南の本州の河川の下流域から中流域の綺麗な水に住む在来の淡水魚の川魚です。
温帯地方の魚と亜熱帯の魚とではもともと住む環境が違うのです。
水質も問題になってきます。
カマツカを飼育する時の水質は弱酸性から弱アルカリ性の水で水温も高温よりは低温の方を好みます。
熱帯魚は捕獲される産地によって水質を調整しなけばならず、カマツカと合わない魚もいます。
また熱帯魚は攻撃的な魚が多く大人しいカマツカは攻撃対象にされやすいでしょう。
熱帯魚の中にも大人しい魚はいますが、餌場がかぶったり、水草がないと駄目だったり、普段は大人しくても繁殖期に攻撃的になったりとカマツカの生息には向かない魚が多いのです。
それでも熱帯魚と混泳させたいなら、テトラ系の小型の熱帯魚ならなんとか混泳は可能でしょう。
しかし、これは自然界では絶対に見られない光景で、水槽で環境破壊のシミュレートをしているようなものですので、心して飼育してください。
テトラ系の水槽には同じ熱帯魚でコリドラスという魚がいるので、無理にカマツカを入れるくらいなら、そちらを混泳させるほうが無難です。
ちなみにコリドラスとカマツカを混泳させることも可能ですが、餌場がかぶるので大量の餌が必要となり、すぐに水槽が汚れてしまうことになるでしょう。
カマツカもコリドラスも水槽の掃除屋さんとし有名な魚ですが、混泳させることによって水槽の汚れ方が激しくなるとは本末転倒ですね。
まとめ
カマツカと熱帯魚の混泳は止めるべきです。
そもそも日本の淡水魚と熱帯魚とでは生息地が違うのですから混泳には無理があります。
カマツカと他の魚を混泳させたいなら日本の淡水魚と混泳させるべきなのです。