ベタを鑑賞するだけでも楽しい熱帯魚ですが、中には繁殖に挑戦したいと思う飼育者のことも多いでしょう。
ベタの繁殖方法はとても情熱的ですし、繁殖によって新しい色のベタを作ることなども期待できますので、ベタの繁殖にチャレンジする方はとても多いです。
繁殖をするうえで覚えておかなければならないことの一つが、産卵された卵には有精卵と無精卵が存在するということです。
有精卵と無精卵の違いは、みなさん御存じだとは思いますが、一応説明させていただきます。
有精卵はいわゆる普通に稚魚が産まれてくる卵のことで、ベタのオスとメスが抱擁し、オスが体液を放出することによりできる卵です。
無精卵はメスが単独で卵を産んでしまったときにできるものです。
いわゆる生きていない卵が無精卵です。
メスのベタの体の中で成熟してしまった卵が、共寝を待たずに排卵された卵がこれになります。
もちろん稚魚は生まれてきません。
今回はベタの無精卵と有精卵の見分け方についてまとめてみたいと思います。
有精卵と無精卵の違いは色で判別!
ベタの卵を無精卵か有精卵かを判別するときは、卵の色をみるようにしてみましょう。
パッと見るだけではあまり違いが分かりませんので、判別する際はじっくりと見るようにしましょう。
無精卵の場合は白い色をしています。
逆に有精卵は一見白いのですが、すこし透明がかった白色になっています。
無精卵はカビがはえ、病気の原因になったりすることがあります。
ベタが食べて処分してくれるケースもあるようですが、飼育者の方が取り除いてあげるのが一番でしょう。
まとめ
今回はベタの有精卵と無精卵の違いについてまとめてみましたが、色の違いで判別が可能とはいえ、一度見た経験がないとなかなかしっかり見分けることはむずかしいようですね。
しかし無精卵を放置しておくと、病気の原因になってしまうなどの悪影響が発生することもありますので、飼育者の方は、無精卵をしっかり見分け取り除くことのできるスキルを身につけたいところです。
ベタの繁殖に挑戦しようと思っている方は、このような繁殖に関する知識をしっかり学んでから実践してほしいと思います。