初心者でも飼育しやすいと言われるネオンテトラ。

その理由は、適した水温の範囲が比較的広いため、調整がしやすいこと。

その他に、もう一つあります。

それは、病気になりにくさ。

ネオンテトラは比較的丈夫な種類だと言われています。

しかし、魚でも、犬でも猫でも、鳥でも何でも、ヒトにとってだって、病気は敵。

気を付けなければならない重要な要素です。

ネオンテトラは比較的丈夫で病気になりにくいとは言いましたが、当然ながら病気にならない訳ではありません。

ネオンテトラだって病気になることもありますし、環境が悪ければ、それだけ病気のリスクも上がります。

ネオンテトラを飼育するにあたって、特に気を付けないといけない病気がいくつかあります。

今回はそのうちの一つ、尾ぐされ病について解説していきます。

ネオンテトラ 尾ぐされ病 原因

ネオンテトラがかかる尾ぐされ病って何?

尾ぐされ病とは、その名の通り、尾ヒレが腐ってしまったように溶けてしまう病気のことを言います。

病気が進行すると、そのまま尾ヒレが無くなってしまったり、更には肉が見えるまで腐食して、亡くなってしまうこともあります。

しかもこの病気は感染力が強く、気を抜いて放置していると、水槽内のネオンテトラが全滅してしまうことだってあり得る病気です。

原因は、体についた傷から、カラムナリスという細菌に感染してしまうことで起こります。

ネオンテトラが元気な時であれば発症しないで済む時もあるのですが、ネオンテトラの体調が良くなく、抵抗力が弱まっていると、発症してしまうリスクが高くなります。

なんて恐ろしい病気なんだ、と震えあがった人もいると思いますが、しかし、飼い主に出来る対処法がいくつかあります。

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尾ぐされ病の対処法は?

まずは、発症したネオンテトラの隔離。

病気になってしまったネオンテトラを隔離してやることで、他のネオンテトラたちへの二次感染を防ぐことができます。

尾ぐされ病にかかったネオンテトラの見分け方は、病気の名前の通り、尾ヒレを見ることです。

尾ヒレが溶けたようになっていたら、尾ぐされ病を疑いましょう。

また、発症したネオンテトラを隔離したら、残ったネオンテトラたちも注意深く観察します。

既に感染したネオンテトラが、後から発症する可能性があるためです。

その場合は、その子も隔離します。

そして発症したネオンテトラを隔離したら、病院に連れて行き、2~3週間ほど薬浴をしてあげます。

症状が軽度であれば、この時点で回復させることができ、無事に元の水槽に戻してあげることができるでしょう。

病気になってからの対処法を解説しましたが、やはり一番大切なのは、病気にならないことです。

予防法としては、普段から水槽内の環境を整えてあげることでしょう。

定期的に水換えをしてあげれば、ネオンテトラたちの抵抗力も強くなり、病気になりにくくなります。

まとめ

尾ぐされ病は確かに怖い病気ですが、注意さえしていれば、予防することもできます。

もしかかってしまったとしても、落ち着いて対処すれば、治療することだってできます。

普段から注意を怠らずに、ネオンテトラたちの健康を維持してあげましょう。

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