アロワナは恐竜が生きていた時代から存在する古代魚です。

胸びれと体の後ろの背びれ、尻びれ、尾びれが大きいのがアロワナの特徴ですが、その大きさゆえに尾びれに病気や骨折などトラブルが起きることがあります。

アロワナの尾びれの病気にはどのようなものがあるのでしょうか。

また、アロワナが尾びれを骨折した場合にはどうすればよいのでしょうか。

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アロワナの尾びれの病気にはどんなのがあるの?

白点病はメジャーな病気のひとつで、多くの観賞魚がなる恐れがあります。

ひれや体に白い斑点ができるのが特徴です。

寄生虫が魚の表皮に潜り込み、寄生することで発症します。

かゆみも生じるため、水槽に体をこすりつけるような行動をします。

すると体の表面は傷つき、更なる病気を引き起こす可能性もあるので、注意が必要です。

白点病が進行すると、体が真っ白になり亡くなってしまいます。

白点病を引き起こす寄生虫は25℃以下の水温で活発に繁殖するため、冬場は特に気を配らなければなりません。

水温を上げて、薬浴や塩浴で対処しましょう。

カラムナリス症は別名・尾腐れ病ともいい、細菌の感染により発病します。

短時間で亡くなる可能性が高い怖い病気です。

水槽内に蓄積された過剰な硝酸塩やフィルターの目詰まりなどで水質が悪化して、アロワナに極度の負担がかかると発病します。

尾びれの先端がやがて溶けていく恐ろしい病気です。

水カビ病は別名・綿かぶり病といい、傷口などから水カビが入り込み繁殖してしまう病気です。

体やひれなどの患部に白色や灰色の菌糸が生えてきます。

エロモナス病などを併発すると治療が困難になりますので、症状が現れたらすぐに薬浴や塩浴をしましょう。

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アロワナの尾びれが骨折してしまったら?

アロワナが骨折する大きな原因は、水槽からの飛び跳ねか暴れ回ったかによる事故です。

骨折すると患部が黒ずんできてしまいます。

自然に治癒する場合もありますが、状態が悪い場合は手術が必要です。

早いうちに手術をすれば若い個体ならば1、2か月ほどで、成体では数か月から半年ほどで治るといわれます。

手術が遅れると再生が難しくなります。

できるだけ早い処置をするように心掛けてください。

まとめ

アロワナは水温と水質をきちんと管理していれば、病気になることもなく美しく成長してくれます。

飼育するにはコストが少々かかりますが、日に日に変化していくその体色とどっしりとした優雅な泳ぎはチャレンジする価値のある熱帯魚です。

普段からしっかりと水質をチェックして、予防・早期発見を心がけましょう。

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