コケは水槽にとっての敵とされ、日々のメンテナンスを怠ると、みるみる間に大量発生してしまします。

コケの大量発生を防ぐ為にも、コケの生えるメカニズムを把握する事が、コケ対策につながるでしょう。

コケの種類もさまざまで、水草に糸状に伸びる糸状藻、茶色くて柔らかい茶ゴケ、緑色の細い糸状のどろどろとしたアオミドロなどが代表的なコケであり、私達がビーシュリンプを飼う時に関係してきます。

コケは何故生えるのか、生えてしまったらどのように処理すればいいのか、生えないようにするにはどうすればいいのか、その対策を順番にご説明いたします。

ビーシュリンプ 水草 コケ

ビーシュリンプの水草のコケ対策

そもそもコケの発生理由の大きな原因は「水が出来上がっていない」からに他なりません。

要するに、水槽内のバクテリアが十分に増えていないので、バクテリアが水槽内の有害物質を分解出来ない状態にあるという証拠です。

バクテリアは魚の排泄物のアンモニアを亜硝酸塩に変え、硝酸塩に変え、最後に窒素に変化させてくれます。

その窒素は水草に吸収され無害なもの変化をとげます。

それが、生物ろ過と言われるものですが、そのサイクルが上手くいっていない水槽の立ち上げ時にコケが発生してしまう事が多いのです。

そして、その生物ろ過の為に必要なのは、水草です。

水草の量が少なく、その窒素が水草に吸収されないほど多く水槽内に残ってしまうと、コケが発生してしまうのです。

あまりにもコケが生える場合は、水草の量を増やす必要があります。

この生物ろ過と水草の量のバランスが取れていることがコケ対策には重要な事なのです。

そして、もう一つ、コケ対策で重要なのは、こまめな水換えです。

週に一回、1/3程度の水換えは最低でも必要です。

水草と水換えでコケの発生が抑えられない場合、人の手で削ぎとって吸い取りましょう。

ビーシュリンプもヒゲ状藻や、アオミドロなどのコケを食べて掃除してくれますが、コケを取る能力的には、ミナミヌマエビの方が勝ります。

ビーシュリンプと混泳出来ますが、デリケートなビーシュリンプとの混泳は避けたほうが無難です。

ストレスの原因になってしまうようです。

もう一つ、照明の時間が8時間以上になるとコケが生えやすくなりますので、照明時間も確認して下さい。

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まとめ

アクアリウムを楽しむ為には、それなりの手間は掛かります。

しかし、その手間はまとめてやるのではなく、少しずつ無理なく行うのが、長く続けていくポイントのようです。

適度なコケはツマツマ動くビーシュリンプの餌にもなりますので、取りすぎにはご注意下さい。

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