美しく気品溢れ熱帯魚の王様と言われるディスカス。

熱帯魚の王様として相応しいディスカス、その呼び名から飼育が難しいイメージの存在でもありますが、今回はディスカスを飼育する上で絶対に欠かせな「水槽の掃除」や「お手入れの頻度」などについてお話していきます。

ディスカス 水槽 掃除

ディスカスの水槽

ディスカスの場合は水槽に底砂を敷かないベアタンクを使用するのが良いようです。

ベアタンクを使うとメンテナンスや掃除がしやすくなります。

水槽内はエアストーンとヒーター、フィルターがあれば十分で、これは水質管理を簡単にする方法でもあります。

ディスカスの水槽のお手入れはどうすれば良いの?

水槽の掃除はとても魚を飼育する上で、とても重要で大切な作業です。

掃除をサボってしまうとガラス面がぬめって底にはエサの食べ残し、排出物の沈殿とコケが蔓延してしまいます。

このような事が原因で水質悪化となってしまいます。

水槽の掃除はいくつかの方法がありますが、今回はベアタンクを使用している水槽の掃除方法をご紹介していきたいと思います。

ガラス面の掃除について

水槽のガラス面や水温計などは、日数が経過すると緑色などに変色し始めていきます。

水槽内の微生物がガラス面などに付着して起きる症状で触ってみるとヌメリがあることがわかります。

これを放置しておくとコケが増えてしまう為に、定期的に掃除が必要です。

ただし、付着しているプランクトンは水質の調整に必要なこともあり、すべてを除去してしまわないようにします。

コケなどを掃除するにはスポンジなどで軽めに擦ります。

擦った後に次の水換え作業をするようにしましょう。

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水換え方法について

水換えをする場合にやってはいけない方法は、水槽内の水をすべて入れ換えてしまう事です。

これは水がキレイにはなりますが、水質が変化してしまう為にディスカスには強いストレスの原因となります。

また、水の入れ換えしてしまうことによってバクテリアが減少し、水質のバランスが崩れてコケなどが発生しやすくなります。

水換えをする時は1/3程度にしておき、水質が大きく変化してしまわないように注意が必要です。

水換えに使用する水の水温は水槽内の水温と差ができないようにしましょう。

水温計などで調整しながら水温を合わせるが適格です。

水槽の掃除のタイミングはどれくらい?

先ほどお話ししたように急激な水質の変化は、魚にとって大きなストレスの原因となってしまう為に、水槽内はあまり過度に掃除しすぎるのもよくありません。

掃除の作業も一気にするのではなく、間隔を空けて部分的に掃除をしていくことをおススメします。

汚れている部分は除去したい…けれどバクテリアなど有益な微生物は極力残したい、この矛盾した作業は、バクテリアの増殖と汚れの除去を交互にしていくことで、バランスをとり調整するのがよいでしょう。

5~7日間に1度、部分的に掃除をするのが良いかもしれません。

もちろん水槽のサイズや水槽の汚れ具合、飼育環境によって頻度は変わりますが、間隔を空けてバランスよく水槽を管理していく事が重要なので、飼育するペースに合わせて掃除する順番やタイミングのサイクル化をしてくのが良いでしょう。

水換えのタイミングとして、硝酸塩値は大体1Lあたり12mg以下が適正とされているようです。

数値を維持できている環境であれば、水質がよく汚れにくくなります。

13mg以上は水質の悪化がしやすくなり、適度な水換えが必要となってきます。

20mg以上ともなると魚に影響がでるほどの水質となる為、早めに水換えをしたほうが良いでしょう。

まとめ

  • 水槽の管理をしやすくするため、水槽に底砂を敷かないベアタンクを使用する
  • 汚れを放置しておくとガラス面がヌメって底にはエサの食べ残し、排出物の沈殿とコケが蔓延して水質の悪化に繋がるため、定期的に掃除が必要
  • 微生物などは水質の調整に必要な存在の為、水換え時の水は全て変えずに1/3程度にしておく
  • 水槽内の水温と水替え用の水温は同じくらいの温度にしておく
  • 掃除の頻度は、飼育環境に合わせて順番やタイミングをサイクル化
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