美しい黄色の体と突出した口が特徴のキイロハギと呼ばれる海水魚は観賞魚として非常に人気があります。
ショップでも買うことができるため、飼育したいと考える方は多くいるのではないでしょうか。
しかし、飼育するとなると気をつけるべき点が多くあります。
その一つが病気です。
どの動植物でもそうですが、病気が一番飼育する上で気をつけなければなりません。
キイロハギも例外ではありません。
では、キイロハギはどのような病気にかかってしまうのでしょうか。
キイロハギがかかりやすい病気は?
実はキイロハギは病気にかかりやすいと言われている種類の魚になります。
水槽への導入初期で起こりやすいウーディニウム病と導入中期での白点病、HLLEには気をつけるようにしましょう。
ウーディニウム病とは海水魚の中でも非常に厄介な病気で、白点病と症状が似ているため間違われやすく、白点病の治療を行ってしまうという人がいます。
しかし、違う病気であるため、効果がないので注意が必要です。
ウーディニウム病とはウーディニウム繊毛虫によって引き起こされる病気で、魚の鱗やエラに寄生して、白い点が体表に現れます。
原因は、水質悪化とストレスによる体力衰弱にあります。
水温が高温な場合にかかりやすいので、夏場の水槽などで発症することが多いようです。
白点病より白点の大きさが小さく、体表が白い粉をふったように白く見えます。
治療法としては淡水浴をして菌を体外に放出させましょう。
続いて白点病です。
体が白い点で覆われてしまう病気です。
白点病も繊毛虫の一種であるクリプトカリオン・イリタンスの寄生によって発症します。
硫酸銅やマラカイトグリーンによる治療で治しましょう。
最後がHLLEです。
HLLEは頭部や側線が浸潤される病気になります。
原因は白点病の治療で銅を使ったとか、活性炭が問題であるとか、ビタミンやアミノ酸が足りないとか色々と言われています。
この病気の進行速度は遅いと言われています。
ですが、美しい色彩が特徴のキイロハギの魅力を大きく下げてしまうことがあります。
病気の予防としては、殺菌灯をつけたり、水温を25℃に安定させておくことが大切です。
まとめ
キイロハギを飼う面で病気はつきものです。
そのため、どのような病気にかかってしまうのか、原因は何か、その予防はどのようにすべきなのかといったことをきちんと把握しておくことが大切です。
理解した上でキイロハギを飼うことにしましょう。