熱帯魚に多いい病気の1つ“白点病”は寄生虫によって体表から個体の栄養を吸い取ってお魚を衰退させ、そのままにしておくと命を落としかねない病気です。
飼育しているカクレクマノミの身体に白い点を見つけたらすぐに対処してあげたいですよね。
今回はそんな白点病の治療にオキシドールや淡水浴が効くと言われている点について調べてみたいと思います。
カクレクマノミの白点病にオキシドール?
白点病にはなぜオキシドールを使用すると良いと言われているのでしょうか?
それは白点病に効くと言われる『ICH』という薬とオキシドールの成分(過酸化水素水)がほぼ一緒だからだと言います。
しかしここで注意したいのは必ずしも『白点病=オキシドール』というわけではないということです。
つまりオキシドール療法を施したと言ったからといって必ずしも元に戻ると言うことではないと言うことです。
この方法はすでに個体に寄生した白点病にではなく、寄生する前の状態の寄生虫をやっつけるものと言う専門家の意見もあります。
予防策の1つと考えて行うといいかもしれませんね。
4Lの水に対して0.5mlを毎日、1日数回に分けて入れることで予防できるそうです。
3日試して効果が見られない場合は一度水を変えて様子を見ましょう。
手軽にできるので白点病予防の方法として覚えておくといいかもしれません。
カクレクマノミの白点病に淡水浴?
オキシドールや薬剤を使用するのに抵抗があるという場合、淡水(真水)で安全に寄生生物の活動を止めることができると言うものです。
しかし海水魚であるカクレクマノミを淡水に入れるのはいささか危険。
淡水はカルキを抜き海水のphとできるだけ合わせるようにします。
これはかなり大変な作業であるうえ白点病に必ず効くのかというとオキシドールの時同様それはないようです。
オキシドールや淡水浴はあくまでも予防として考え、白点病の治療方法としてベストなのはバケツで水槽の水を交換するというのが高い効果を得られる一番の治療方法です。
まとめ
今回はカクレクマノミなどの熱帯魚が一番かかりやすいとされる『白点病』の治療方法にオキシドールや淡水浴が効果的なのかについて考えてきました。
しかしどちらの方法も白点病に必ずしも効くと言うものではなく、薬品を使用するのも海水以外の真水を使うのも危険は伴います。
いきなりこれらを試すのではなくまずは寄生した個体を別の水槽に移し、別の水槽も元々入っていた水槽も水換えを行って様子を見る自然治療が良いと思います。
しっかりと観察して大切なカクレクマノミを守ってあげたいですね。