ある日タナゴを飼育している水槽を覗くと昨日まで見かけなかった、小さな生き物が泳いでいるのを見つけることがあるかもしれません。
それはもしかするとタナゴの稚魚の可能性もありますので、害虫や昆虫か何かと間違えて掬って捨ててしまわないようにしてください。
タナゴの飼育は比較的に簡単と言われていますが、繁殖になると意外と難しいので稚魚が産まれたのなら、幸運なことなので無事に大きくなって欲しいものですよね。
タナゴの稚魚にはどのような飼育方法と餌がよいのでしょうか。
タナゴの稚魚の飼育方法は?
タナゴは卵を二枚貝に産みつけ、稚魚は孵化した後もその中で過ごし、ある程度成長して二枚貝から出てきます。
これを浮上と言います。
それによって他の魚に食べられることを防ぐのですが、まだまだ小さいため他の魚に食べられる可能性は十分にありますので、できれば稚魚用の水槽を用意しておき、二枚貝から稚魚が出てくる前に飼育用の水槽に移しておきます。
産まれた後で他の水槽に移すのなら、傷をつけないように網ではなくプラスチックの容器などで水ごと掬ってください。
水槽を準備できないのなら大き目のプラスチックの虫かごでも良いでしょう。
稚魚用の水槽に設置する濾過ポンプには稚魚が吸い込まれないように、細かい目の網やスポンジや布などでカバーをしておき、設置するエアレーションもタナゴの生息環境である、池や沼など水の流れのほとんどない環境に合わせて、弱に設定ししてください。
タナゴの稚魚の餌は何が良い?
タナゴの稚魚には親タナゴと同じ餌を与えても構いませんが、ただ稚魚に与えるときは細かくすり潰して与えてください。
これくらいではなく、これでもかというくらいすり潰して与えるくらいがちょうど良いでしょう。
まとめ
タナゴの稚魚が産まれてから慌てて稚魚用の水槽に移すと傷つけて、それが元で弱ったり病気になったりする心配があります。
それを防ぐためにも産まれる前に移しておくことをおすすめします。
餌は親と同じものでも構いませんができるだけ細かくして与えてください。
すり鉢やすりこぎなどを使うとより細かく潰すことができます。
ところで、タナゴは二枚貝に卵を産みつけるので、水槽に二枚貝を入れて置かないと産卵することはありません。
繁殖に挑戦したいと思われたのなら、二枚貝を購入して水槽に入れておくようにしてください。