タナゴは水流の緩やかな、湖や池沼、川の下流に生息している魚です。
水温や水質の管理がそれほど厳密に管理しなくても飼育できるため、初心者向けの魚と言えます。
今回はタナゴの飼育に適した水温や水質についてまとめました。
タナゴの飼育に適した水温は?
タナゴは日本に生息している魚のため、10度~30度の幅広い水温で飼育する事が可能です。
活発に行動できる温度は18度~23度になります。
混泳する場合は、混泳魚に適した温度を設定しましょう。
例えばメダカの場合、適した温度は25度~28度となります。
夏場は室内の温度が上昇し、水温も同じく上昇して30度を越えてしまうことがあります。
水温が28度を超えないように、ファンを設置しましょう。
タナゴを繁殖させるために二枚貝も飼育する場合は水温を20度~25度に保ちましょう。
また水温が低すぎると餌を食べなくなってしまうため、冬場にタナゴが餌を食べなくなったら注意しましょう。
ヒーターを使って15度以上に保温すると、タナゴの動きが活発になり餌を食べだします。
水換えの際に水温の急激な変化があると、魚たちは弱ってしまいます。
必ず温度計を使用し、同じ温度の水を用意して水換えしてください。
なお、水換えの際は必ず「カルキ抜き」を行いましょう。
タナゴの飼育に適した水質は?
タナゴは水質が悪いところでも生きていくことができ、初心者の方には飼育しやすい魚だと言えます。
また日本の在来種ということもあり、日本の水に適応しているので、手間が省けます。
タナゴは弱酸性~弱アルカリ性の中性付近の水質に適応しています。
とても強い魚ですが、水換えの際は「カルキ抜き」を行ってください。
水換えは2週間に一回を目安に行ってください。
タナゴに元気がなくなってきたり、水槽の中でコケが増殖してしまった場合は速やかに水換えを行ってください。
コケが生えても水槽を掃除する時には洗剤は使用しないでください。
まとめ
タナゴは日本に生息していることもある、幅広い水温に適応しています。
しかし水温が低すぎたり、高すぎたりすると弱ってしまうので注意してください。
また水質もキレイではなくても生きていくことができるため、頻繁な水換えをする必要がありません。
時間がない方や初心者に適した魚だと言えるので、まずはタナゴの飼育から始めてみてはいかがでしょうか?