ビーシュリンプの飼育に関しては注意すべき点が色々ありますが、フィルター等のろ過装置による水流の強弱も大切な要素といえるでしょう。

フィルターは、水槽内の水を循環させたり糞やゴミなどを吸い取ってくれる飼育には欠かせない器具です。

外部フィルターと底面フィルターの2種類があり、水流の大きさにも違いがあるようです。

ビーシュリンプの飼育に適した水流について、ろ過装置の機能を絡めながらご紹介しましょう。

ビーシュリンプ 水槽 水流

ビーシュリンプの水槽内の水流の強さはどのくらいがいい!?

ビーシュリンプの飼育に適した水流の強さについては、色々な考え方があるようです。

『エビは水流に弱い』ということで水流を弱めると水質が早く低下しそうですし、設置するろ過装置によっても条件は変わりそうですね。

外部フィルターは強力なろ過能力で糞などを吸い取ってくれるのがメリットですが、わずか2mm程度の稚エビが吸い込まれることもあるようです。

吸水口にはスポンジフィルターなどをつけるなどの対策が必要となるでしょう。

一方、底面フィルターは水槽の底に敷き詰めるタイプで、その上にソイルを敷くことでろ過材として利用できるのがメリットです。

水流もそれほど強くないため、ビーシュリンプにも優しいフィルターということになりますね。

ただし、底面フィルターは清掃の際にソイルなどもすべて入れ替えなくてはいけないので、手入れが少し面倒でしょう。

総合的に見て、ビーシュリンプの水槽内の水流は、水がよどんでしまわない程度の強さが必要といえそうです。

外部フィルターの設置している水槽の上部の水流は多少強めでもビーシュリンプには大きな影響はないですし、水面が揺れることで水中の酸素が溶けこんでいる割合も増えるそうです。

また、抱卵しているビーシュリンプは自分の足を絶えず動かして卵に新鮮な水を与え続けるため、体力の消耗も大きいといわれます。

水流の強い場所にいるとますます疲労してしまいますので、水槽の一部に水流が穏やかな場所を作るなどの対策が必要になるでしょう。

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まとめ

水槽内の水流は水質を保つためにも必要なものですが、ビーシュリンプの体力を奪ったり稚エビを吸い込まない程度の適度な強さが大切になるようです。

具体的にいうと、水面付近の水流は多少速く、底面あたりは緩やかな水流を心がけるのがよさそうです。

水流の速さは、粉状の添加物などを入れて確認ができますので、色々工夫して順調な繁殖を目指したいものですね。

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