みなさんは白点病という病気をご存知でしょうか。
体が白い斑点でおおわれる、観賞魚がかかる代表的な病気です。
病気が悪化し段階が進んでいくと、次第に衰弱し、最悪亡くなってしまうとても恐ろしい病気です。
この白点病なのですが、海水魚が特にかかりやすいことで知られています。
特徴的な長いヒレを持つことで有名なハタタテハゼも海水魚ですので、白点病にかかってしまうことがあります。
ハタタテハゼは病気にかかりにくいことでも有名ですが、この白点病だけは例外です。
今回はハタタテハゼの白点病にかかる原因や対策方法についてまとめてみたいと思います。
ハタタテハゼと白点病
ハタタテハゼは病気になりにくい丈夫な海水魚ですが、環境の変化にはあまり強くありません。
そのため、急激に水質や環境が変化しやすい導入初期などは一時的に体力が低下してしまいます。
この体力の低下が白点病にかかってしまう大きな要因となります。
ちなみに白点病は寄生虫により引き起こされる病気です。
白点病の治療については、まず薬での治療が思い浮かぶと思います。
しかし市販されている薬は淡水魚用の薬が多く、海水魚の白点病を薬で治療するというのはあまり現実的ではありません。
また水温を上げることによる治療も淡水魚用の治療法であり、海水魚には効果はありません。
これは、淡水における白点寄生虫と海水におけるそれとではまったく別の生物だからです。
そこで、ハタタテハゼの白点病の治療には殺菌灯を利用することをおすすめします。
この殺菌灯を設置することにより、水槽に存在する白点寄生虫を減らすことができ、白点病の再発の予防にもなるのです。
病気を治療することはもちろん大事ですが、まず初めに病気にならないような環境づくりをすることが大事だと思います。
まとめ
今回はハタタテハゼが白点病にかかる原因や、その対策方法についてまとめてみました。
白点病を引き起こす寄生虫は水中に常駐していますので、そのすべてを消し去ることは不可能です。
しかし、上述した殺菌灯などを用いることにより、寄生虫の増殖を抑えることはできますので、白点病にお悩みの方は是非試してみてください。