カージナルテトラは大きいものですと4~5cmまで成長します。
寿命もおよそ2~3年あり、温和な性格で飼育しやすく初心者でも飼いやすい熱帯魚ですが、飼うための環境を整える必要があります。
単純に水を入れた水槽に放てば良いということはありません。
カージナルテトラに適した水槽は?
水槽の種類はガラス製かアクリル製が主流です。
ガラス製は傷つきにくくキレイなままで長期間の利用が可能ですが、重たいことと、何かにぶつけると割れてしまいますので注意が必要です。
一方アクリル製は傷つきやすく時間がたつと曇ったようになってしまいますが、割れにくいです。
一般的に扱いやすいオススメのサイズは60cmとされていますが、では60cmの水槽で飼育できる数は何匹でしょうか?
ネット上では水1リットルにつき1匹が好ましいと書かれていますが、あまり信憑性は無く、健康に育つ環境であれば問題ありません。
魚のサイズや設備(ろ過フィルターなど)、水草の量によってもかわりますが、60cmの水槽であればおよそ30~40匹くらいが妥当でしょう。
60cmの水槽で30匹というと、優雅に泳ぐ姿を見るというよりは広がっているだけに感じるかもしれません。
90cmくらいの水槽であれば、人の動きなどに反応して左右に動いていく様子が見られます。
また、大きい水槽を使うメリットは見栄え以外にも、水質を安定させやすいという利点もあります。
数が増えるにつれて水質が悪くなりやすいので週に一度は水換えを行います。
ただ、水換えの回数が多いと熱帯魚にストレスを与えますのでやりすぎも良くありません。
またphの変化にも敏感ですので、水を換える時は3分の1、汚れが目立つ場合でも2分の1までに留めます。
その際水道水をそのまま入れるのではなく、中和剤等カルキ抜き剤を使って熱帯魚にとって有害な物質を除去することも忘れず行なって下さい。
水流の強さは?
次に水流ですが、カージナルテトラは緩やかな水流を好みます。
水流が激しすぎると体力を消耗します。
止水域を作らないことは大切ですが、カージナルテトラがある一定の場所に集まって動かない場合などは水流が激しい場所がある可能性もありますし、環境に慣れて水流に抵抗してずっと泳いでいると寿命も早まりますので、あまり強くしない方が良と言えます。
まとめ
どんな生き物でも言えることですが、やはり生息している地域を参考に環境を整えることが一番です。
カージナルテトラが生息するアマゾン川は流れが緩やかなので、同じように緩やかな水流をたもち、温度も24~28℃を目安に管理すると良いでしょう。