コリドラスパンダは、初心者でも飼育が簡単な熱帯魚とよくいわれます。
その理由は、非常におとなしい性格で他の熱帯魚とほとんど喧嘩しない、雑食性なので何でも食べる、底棲魚なので残り餌を食べてくれるなどですが、それに加えて丈夫で病気に罹りにくいという点もあげられます。
ですが、基本的には丈夫なコリドラスパンダにも罹ってしまったら怖い病気もありますので、大切なコリドラスパンダが病気に罹ってしまわないようすることが大切です。
エロモナス菌とカラムナリス菌に注意
コリドラスパンダが罹ってしまった場合に、適切な早期治療が出来なければ、すぐに取り返しつかない事態になってしまう病気には、エロモナス菌による感染症とカラムナリス菌による感染症があります。
エロモナス菌による感染症には、腹水病・赤斑病・ポップアイなどがあります。
それぞれ腹水病は腹が異常に膨れる、赤斑病は体表に赤い斑点が出来る、ポップアイは目が飛び出るという症状を発症し、早期に適切な薬浴や塩浴などの治療を行う必要があります。
カラムナリス菌による感染症の場合は、尾腐れ病、鰓腐れ病、口腐れ病があり、それぞれ感染した場所によって名称が変わります。
カラムナリス菌による感染症は、感染した場所に関わらず、白いモヤっとしたカビのようなものが発生し、尾腐れ病の場合などはそのまま進行すると尾が欠けていくなどの症状を発症します。
この感染症もエロモナス菌により感染症と同じく、早期に適切な薬浴や塩浴などの治療を行う必要があります。
これらの感染症は非常に怖い症状を発症しますが、菌自体はもともとコリドラスの体内や水槽内に常駐するものです。
コリドラスパンダがこうした常駐する菌で感染症を発症してしまう原因は、水質悪化による免疫力低下やストレスとされていますので、感染症を予防するためには常に水質管理を徹底しておくことが大切です。
まとめ
基本的には丈夫で飼育しゃすいコリドラスパンダですが、基本的な水質管理などを怠っていれば、やはり病気を発症してしまいます。
たとえ飼育が簡単であっても、清潔な環境できちんとした水質管理を行うことが大切です。