ベタを飼育していると突如、病気になってしまう事がありますよね?
中でも特に多いとされているのが、「エロモナス感染症」と呼ばれる病気で、一度感染して発症すると治療が極めて困難で、治る可能性が低く厄介な病気です。
エロモナス感染症について症状や一部の感染症の種類などをまとめてみました。
目次
ベタのエロモナス感染症ってどんな病気?
エロモナス感染症は非常に厄介で、エロモナス菌が感染することにより発症する病気です。
進行すればするほど回復する可能性も低くなり、また病気の種類の多さにより治療も難しいとされています。
エロモナス感染症の種類
エロモナス感染症の種類は大きく分けて2種類があります。
以下に書いてある症状は一部ですが、発症しやすい病名です。
【運動性エロモナス】
- 赤斑病
皮下出血による赤斑が現れてきます。
赤斑が現れた状態は発病時期から少し進行していて、発病の初期は、白くなります。
- 松かさ病
鱗が松かさのように逆立ち、腹部が膨張したり出血も多くエサの食べる回数も減少したりします。
- ポップアイ
眼球が飛び出してくるような症状です。
【非運動性エロモナス】
- 穴あき病
体表の一部が充血することから始まり、進行すると充血が広がり鱗が剥がれだします。
ほかの病気と比べ亡くなる可能性は低いようですが、キズ跡が残ります。
ベタのエロモナス感染症の初期症状は?
エロモナス感染症になってしまったベタは、泳ぐことも少なくなり動かずじっとしている事が多くなっていきます。
初期の内はエサも食べ、比較的泳いだりするため判別が難しいとされています。
よく観察してみると微妙な体色の変化や充血などを引き起こしている事があります。
病気の種類にもより様々な症状があり、初期段階を過ぎると病気の種類によっては進行が急激に早くなるため、気を付けて観察してみる必要があります。
また早い段階で発見して、症状が軽い場合は治療することによって治る可能性もあるようです。
ベタのエロモナス感染症は治療できる?
エロモナス感染症の治療はとても難しく、治療の進行状況を観察しながら進めていかなければ、より悪化することもあります。
治療している間は体力勝負的なこともあり、ベタが弱ってくると治療より体力回復を優先したりと病気との長期戦になってきます。
栄養のあるエサを食べさせることで、体力を回復していきます。
主な治療法は水換えや水槽を掃除して環境改善したり、市販の薬を使い薬浴します。
エロモナス感染症は水質の悪化や環境の悪化から起きやすいため、まずは環境の改善からしてみましょう。
ベタのエロモナス感染症の予防策は?
感染の予防としても、環境を常に整えておくことが何よりも感染を防ぐ対策となります。
エロモナス感染症は治療も難しい為、予防することがもっとも重要視されます。
また体表にキズがついてしまった場合に細菌が入らないように栄養豊富なエサを与えて、キズの再生をすることも大切な予防だといえます。
感染症にかかってしまった魚の治療をする闘病期間や失ってしまった辛さを経験している人なら、誰もが予防は大切だと実感していると思います。
「常に水槽をキレイに保ち、健康に魚を飼育して、最適な鑑賞環境を作り上げる」
飼育する上で普通の事のように聞こえてきますが、それが1番の予防策でもあります。
予防をしたからといって100%感染症を防げるわけではありませんが、予防をすることにより愛着のあるの大切なベタを守る1つの対策になると思います。
まとめ
- エロモナス感染症は一度感染して、症状が悪化すると治療がとても困難
- 初期症状は見分けがつきにくい
- 早期発見が回復や治療をする上で、とても重要
- エロモナス感染症は種類が多く、症状や治療法も異なる
- 感染症を治療するには、長期戦となる可能性がある