大人になるまでは、気を遣うところが多いことが一般的です。
体が小さい分、体力もないですし、食事の量も少ない。
子供の間は気を使うことも多いですし、健康的に大きく育てるのは難しいことです。
特に魚類は体も小さく、大きくなれるのは、卵の量に比べて少ないのが現状です。
アカヒレも成魚では強くて丈夫な観賞魚とされてこそいまますが、卵から無事孵化した稚魚が成魚になる過程では、多くのことに気を使わなくてはなりません。
稚魚を1匹でも多く育てるために、稚魚の育て方についてまとめてみました。
稚魚にはどんなことに気を付ければいいの?
アカヒレの場合、卵も同じですが、稚魚は親魚や他の成魚達と一緒にしておくと食べられてしまう恐れがあります。
そのため、まずは稚魚を別の水槽に移すか稚魚用のネット内に移すことをお勧めします。
もしくは、親魚たちを別の水槽に移して隔離するのも一つのやり方としてあります。
なお、稚魚を移す際は非常に小さいため、ピンセットやスポイトで移すといいでしょう。
ただし、スポイトの先端が細すぎると、稚魚が先端に詰まってしまう恐れがありますので、気を付けましょう。
もう一つ、注意するポイントとしてあげられるのが、稚魚は水質の変化に弱いことです。
定期的に水槽の水を換える必要はありますが、一度に変える量として全部を一気に変えるのではなく、大体5分の1程度の量をゆっくり静かに換える必要があります。
なるべく、水質が変わることのないような分量で水を変え、水槽の底に沈んでいる餌などは小まめにスポイトなどで取り除くことをお勧めします。
あとは、餌のあげかたにも気を付けましょう。
生後何日目なのかで与える食事も変わってきます。
稚魚は体が小さいので、大きな口をあけて餌を食べるのはとても難しいのです。
微生物や、くだかれた餌など、口に入りそうな大きさの餌をチョイスして与えてみてください。
約2か月程度経過すると、少し安心できると思います。
大きさは1.5センチ程になり、ここまで大きくなれば親魚達と一緒にしても食べられる心配はなくなります。
まとめ
アカヒレはとても丈夫と聞きますが、孵化させて稚魚を大きくするには、大きさを見て根気のいるように思います。
どんな子供でも子育ては大変ですね。
じっくり観察して、大きく育ててあげましょう。