熱帯魚を飼っていると繁殖させたいと思うようになりますね。
とくに水槽の中で数が少なく細々と泳いでいる熱帯魚を見ると、もっと家族を増やしてやりたいという気持ちになってきたりします。
産卵や繁殖は簡単にできるのでしょうか。
テトラ種の繁殖が難しいのはなぜ?
ダイヤモンドテトラを始めテトラ種の卵はとても小さく、おまけに水槽の中には成魚が複数泳いでいます。
魚の習性は基本的に雑食なので、あまりに小さい卵を餌として食べてしまうことはよくあります。
卵を見つけて隔離したり、成魚や他の魚が食べられないように網をしたりできれば問題ないのですが、卵を見つけにくいという事もあります。
そんな場合はオスとメスを別の水槽に入れて産卵させるという手段がありますが、それも大変な手間になります。
ダイヤモンドテトラが知らない間に産まれて育っていたという事も!
狙って繁殖させようと思うととても手間がかかります。
これは素人には無理だ、というほど複雑な手順があります。
水質管理や温度管理、別の水槽に入れてからの観察、産卵してからの環境整備。
そして稚魚に対しての餌の管理などなど。
読んでいるだけでため息が出てきました。
ところが、知らない間に小さな魚が泳いでいたりすることがあります。
ブログなどを読んでいると、ふと目についた小さな魚がいた、という記事がありました。
何の稚魚なのか分からないまま世話をしていたら、ダイヤモンドテトラだった、という記事でした。
親魚に食べられてしまった数多くの卵や稚魚から、奇跡に近い割合で生き残ったダイヤモンドテトラなのですね。
これはダイヤモンドテトラに限らず、テトラ種全般に言えることらしいです。
ダイヤモンドテトラの自然繁殖は水質と隠れ場所がキーポイント
知らない間に産まれて育っていたという環境は、水質の管理が行き届いていたことと、水草などの隠れ場所があったということですが、水換えの回数が少なかったということも分かりました。
あまり丁寧に水換えをするのは孵化と稚魚に対してはストレスになるらしいのです。
まとめ
なんだ、自然繁殖するんじゃないか!と思っていたら、それだってとてもラッキーな場合でした。
水質の管理と水換えの頻度となるともう初心者はお手上げですね。
熱帯魚が好きで何年も飼っているという方にとっては、難しいテトラ種の産卵繁殖も自然に出来てしまうのでしょう。
我が家の庭のメダカもいつも自然繁殖ですが、ここはもうビオトープの世界です。
メダカを狙ったヤゴもたまに見かけます。