ビックリするほど種類の多いコリドラスの一種、コリドラス・ゴッセイは昔はとても高価な熱帯魚でしたが、現在では繁殖(ブリード)個体が流通し、価格を含めて入手しやすい種のコリドラスになりました。
今回は、コリドラス・ゴッセイの飼育・繁殖方法についてまとめています。
コリドラス・ゴッセイってどんな熱帯魚?
- 分類:魚類 ナマズ目 カリクティス科 コリドラス亜科 コリドラス属
- 学名: Corydoras gossei
- 分布:ブラジル・マモレ川
- サイズ:6㎝
- 性格:温和・臆病
- 外見の主な特徴:紺色の体色に黄色い色味のヒレ、腹部は白、顔にはぼんやりとしたドット模様
ナマズの仲間であるコリドラスは底層に生息します。
ゴッセイは古くから親しまれているコリドラスです。
また温和な性格なので、同サイズ程度でゴッセイを襲わない種となら混泳も可能です。
毒を持っているので取扱いには注意!
コリラドス・ゴッセイは、胸ヒレの針にやや強い毒を持っているので取扱い時には注意が必要です。
命にかかわるような強い毒ではありませんが、刺されると腫れてヒリヒリと痛むようです。
コリドラス・ゴッセイの飼育方法
適した水質と水温は弱酸性~中性、22~28℃が理想です。
好む餌はアカムシ、イトミミズなどが好物のようですが、なんでも食べてくれます。
底層を好む魚向けに作られた沈下性の底棲魚用の飼料を用いるのがおすすめです。
底砂は、底層に生息するコリドラスを傷つけない細かい砂を用いましょう。
これらが、コリドラスの飼育方法の主な特徴です。
ゴッセイの飼育方法は、基本、コリドラスの飼育方法と同じで難易度も高くありません。
コリドラスは丈夫な部類に入り水質にもうるさくないので飼育が容易だと言われますが、傷を作ってしまうとそこから細菌が感染して病気になってしまう可能性があるので環境作りは重要です。
コリドラス・ゴッセイの繁殖は難しい?
ゴッセイは繁殖も比較的容易な種だと言われています。
繁殖させる場合は、他の種との混泳は避けた方が無難です。
また、水槽内のレイアウトはシンプルにしてあると産卵した卵を取り出しやすくなります。
他の種もそうですが、親であるゴッセイも卵を食べてしまうことがあるので卵は隔離します。
繁殖のさせ方もコリドラスと同じです。
まとめ
コリドラス・ゴッセイは、昔は一匹で数十万もしたことがあるのだとか…(バブルの影響もあったようです)。
現在は何万もすることはありませんが、物凄く安価でもありません。
またブリードものとワイルドもので価格も変わります(ブリード=人工的に繁殖させたもの、ワイルド=現地から採取したもの)。
ゴッセイの飼育、繁殖の難易度は高くありませんが、環境作りはしっかりと!
毒があるので取扱いに注意がポイントです。