オトシンクルスは水槽の掃除係として飼育されている方が多いと思います。
中には観賞魚として飼育している、もしくは飼育してみたいと思っている方もいるでしょう。
オトシンクルスは病気には比較的なりにくい魚ですが、水質の変化に弱いなどの弱点もありますので、きちんと適切な飼育環境を整えてあげることが大切です。
また、水槽のサイズも慎重に選ばなければなりません。
今回はオトシンクルスの飼育環境と適切な水槽についてまとめてみたいと思います。
オトシンクルスの飼育環境と水槽のサイズについて
オトシンクルスを飼育する際の環境についてご説明します。
オトシンクルスの飼育に適した水温は25度前後の比較的暖かい温度になっています。
20度程度でも飼育はできないことはないですが、15度程度まで下がってしまうと、命の危険があります。
ですので、水温のチェックはこまめに行うようにしましょう。
水質はPH6前後の弱酸性の水質が適しています。
先ほども申しましたが、オトシンクルスは水質の変化に弱い魚です。
水換えや水合わせの際に急激な水質の変化に耐えられず、病気になったり、亡くなってしまうことも多いようです。
水質の管理を徹底的にやらねばならない理由はここにあります。
また水槽のサイズについてですが、60cmサイズなどの大きめの水槽を選ぶことをオススメします。
小さい水槽は、水質や水温が変わりやすく、オトシンクルスの飼育には向いていません。
60cmの水槽でオトシンクルスは何匹飼える?
60cmの水槽をオトシンクルスのみの飼育目的で使用する場合は、かなり多くの個体を飼育できます。
30匹以上飼育している方もいるようです。
しかしこれは、オトシンクルスに適した飼育環境を整えることはもちろん、オトシンクルスが苔以外の餌を食べるように餌付けし、餌をしっかり与えられる状況が整っていることが条件となります。
水槽内の苔だけでオトシンクルスの食事を賄うとなれば、数匹程度となります。
まとめ
今回はオトシンクルスの飼育環境と飼育用の水槽についてまとめてみました。
水槽内の掃除役として有名なオトシンクルスですが、その程度の感覚で飼育をはじめるとかなり痛い目を見そうですね。
飼い始めた直後に亡くなるケースがとても多い魚ですので、飼育者の方は、しっかりと知識を身につけてから飼育を始めてもらいたいものです。