プレコは、ナマズ目ロリカリア科アンキストルス亜科に分類される熱帯魚の総称で、ひとくちにプレコといってもその種類は多種多様です。

大まかには、パナクエ属、プセウドアカンティクス属などに分類されており、種類によって大きさが異なったり、性質が違ったりと実に様々ですが、基本的にはザラザラとした固い鱗を持ち、吸盤状の口を持っているのが特徴となっています。

プレコは固い鱗を持っているのだからあまり怪我をしないのでは?という印象がありますが、気性が荒く、縄張り意識が強い種類のプレコなどでは、喧嘩で傷を負ってしまうこともしばしば見受けられます。

怪我をそのままほおっておけば、感染症を発症してしまうこともありますから、万が一、怪我負ってしまったときの治療方法を覚えておくことが大切です。

プレコ 怪我 治療

怪我から感染症を発症させないよう早目の治療が大切

プレコは、固い鱗を持っているから丈夫。

そんなイメージを持ってしまいがちですが、その鱗は非常にザラザラとしています。

また、縄張り意識が強い種類もおり、複数のプレコを同じ水槽で飼育する場合は、プレコ同士が喧嘩してしまうことがあります。

当然、お互いがザラザラした鱗を持っていますので、気性が荒い種類などではスリ傷を負ってしまいます。

その他にも流木に引っかかったしまった、濾過器に吸い込まれてしまったなどというアクシデントで切り傷やスリ傷を負ってしまうことも考えられますね。

体の傷については、軽微なものであれば自然治癒することもありますが、重度の怪我を負ってしまったりした場合は、それが原因で感染症を発症してしまったり、体力が落ちて結果的に怪我の回復が出来なくなったりすることがあります。

ですので、大きな怪我を負ってしまった場合は、まずは感染症を発症しないようにすること大切です。

怪我の状況にもよりますが、あまりにひどいようであればまずは隔離した方がよいでしょう。

外傷は、基本的に塩浴で治療を行います。

プレコに限らず、生物は体内に塩分を含んでいる為、怪我してしまうと浸透圧によって傷から体液が流出してしまいます。

塩浴は、体内外の塩分濃度を近くしてあげることで、プレコの負担を軽減させる効果が期待できます。

また、同時に病原菌を消毒する効果(トリートメント効果)もありますので感染症の発症リスクも低減することが出来ます。

塩浴による治療が終わったら、徐々に塩分濃度を下げ、最終的に淡水の水槽に戻します。

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まとめ

怪我自体は病気ではありませんが、怪我による体力低下や感染症の発症などはよくあることですので、怪我をしたプレコを発見したら、適切な治療を行うことが大切です。

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