ビーシュリンプの飼育に欠かせないものの一つとして『ソイル』の使用が挙げられます。

ソイルは、ビーシュリンプを飼育する際に水槽の底土として使用するもので、簡単にいうと土を団子状に成型して焼き固めたものになり、効果によって栄養系ソイルと吸着系ソイルの2つに大別されるようです。

栄養系ソイルは、ビーシュリンプの成長に必要なミネラルなどの養分を含んでいるため、稚エビの生存率にもかなり効果的といわれます。

水質の安定に1~3ヶ月かかるので、早めの準備が必要になりますね。

吸着系ソイルは、ビーシュリンプの飼育に適した中性~弱酸性の軟水を維持し、アンモニアなど有害物質を吸着する働きを持ちます。

水槽内に投入後すぐに使える反面で使用できる期間は短く、入れ替えのタイミングが増えることになりそうですね。

実際に飼育する際は、栄養系と吸着系を組み合わせたり、ソイルの入れ替え時期や方法を工夫したりと色々なやり方があるようですが、いずれにしてもビーシュリンプの生態や特性を熟知して飼育の基本を守りつつ、オリジナルの飼育方法を確立させるのもいいでしょう。

ビーシュリンプ ソイル 掃除

ビーシュリンプのソイルの掃除について

 

プロホースというポンプつきの水槽用排水ホースには、底石の掃除も同時にできるタイプもあるそうですし、径15mm程度のチューブを1~2mくらい用意してサイフォンの原理で水槽内の水を吸い上げる方法も手軽でしょう。

これは、チューブを水で満たした状態で片方の端を指で押さえながらもう片方の端を水槽に入れ、指で押さえている部分を水面より下にした状態で指を離すというもので、チューブが細いのでソイルなどを吸い込みにくいのが利点といえます。

掃除の際にはビーシュリンプを吸い込んでしまわないよう気をつけることも必要ですね。

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ソイルの掃除はどのくらいの頻度?

定期的にソイルを掃除することにより、ソイルの間にゴミ等が詰まって硬くなるのを防ぐことができますが、逆に掃除のしすぎでソイルが傷つくと土が流れ出て水槽内が濁ったり、ソイル自体の寿命を縮めてしまうことになるようです。

だからといって放置しすぎると、ソイル内にできた気泡に有害なガスが溜まることにもなるそうですので、適度で極端にならない清掃が必要となるでしょう。

また急激な水環境の変化を避けるため、一度に換える水の量は多くても水槽の1/3くらいまでにするのが好ましく、週1~2回程度の掃除を行うのが一般的といわれています。

まとめ

ソイルは、ビーシュリンプの飼育に適した水環境を作るためには欠かせないものなのですね。

成長に必要な栄養分をもたらす栄養系ソイルと、有害物質を吸着し水質を整える吸着形ソイルの2種類がありますので、それらを組み合わせることでより効果的な水環境向上を心がけていくことが大切ですね。

ソイルには糞などの汚れもたまりやすいので、ホースなどを使った定期的で適度な掃除も必要になります。

環境を大きく変化させないことを優先させ、水の入れ換えも一度に1/3程度にしておくようにしましょう。

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